企業向けドローンソリューションを開発するSkysenseは、人間が介入せずにドローンを充電する自動充電ソリューションを発表した。産業用ドローン市場はあらゆる場面で勢いが増しているが、そうした場面で実際に利用されるにはドローンが飛行を続ける必要がある。
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SkysenseのCEO Andrea Puiatti氏は以下のようにコメントしている。
Puiatti氏:ドローンは二つの理由で面白い。一つは飛べるから、そしてもう一つはそれを自律的にできるから。しかし現在ではまだ実際に自律飛行はしていない。現場でバッテリーを交換する人が必要だから。
Skysense <> Inova Drone @Qualcomm HQ
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Puiatti氏によれば、現在提供されている充電方法はコストがかかり、バッテリーの交換も必要となるため、インフラの点検、畑の観察、パトロール等といった長時間のタスクを行うことができない。そこでSkysenseの自動充電ではドローンが着陸するだけで10Aでの充電を行うことができるパッドを用いている。
Puiatti氏:電磁誘導を使った非接触式充電の欠点が無く、バッテリーの充電速度も上がっているため、我々の技術は最適である。顧客が我々の技術に興味を持っているのは、彼らがドローンを大きなスケールで人間の介入無しに使いたいからである。人間を介入させるとスケールすることができなくなる。
同技術は現在市場に出ているドローンの多くに対応するそうだ。アメリカ連邦航空局(Federal Aviation Administration)が規制を解除しより多くのドローンが空を飛べるようになったら、同社はプライベートネットワークからパブリックネットワークへ移る予定だという。
自律ドローン技術のプロバイダであるAVANSIGのCEO David Trillo Pérez氏は以下のようにコメントしている。
Pérez氏:Skysenseのソリューションは、成熟していて、信頼でき、簡単に使うことができるのが良い。ドローンを着陸させると、比較的短い時間で充電される。インターネットとの連動も楽しみだ。