世界を牽引するドローンメーカーDJIがカリフォルニアの連邦地方裁判所にてYuneecに対して特許侵害の訴訟を起こした。今回訴訟の対象となるのはYuneec International Co. Ltd.とYuneecUSA, Inc.の2社。
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DJIの言い分としてはYuneecの製品とテクノロジーはDJIの特許を2つ侵しており、DJIに対して今後製品とシステムの特許侵害を停止を要求している。DJIいわく、Yuneecの侵害した特許はNo.9164506「目標追跡のためのシステムと方法」とNo.9280038「取り替え可能なマウントプラットフォーム」の2つだという。
DJIは約10年の月日をかけドローンの研究開発に相当なリソースを投資している。こうしたDJIの投資が未来のUAVの基盤となるような技術やイノベーションを生み出してきたのはまぎれも無い事実である。
つまり、今回の訴訟はこれまでの投資、顧客やパートナーを守るためのディフェンスという見方もできる。DJIは世界中に数百のパートナー企業を抱えており、少なくともそのうちの30社はアメリカの会社で、大小50個のほどのプロジェクトが水面下で動いている。ドローンを使ったアートやソリューション、映画撮影、リモートトラッキング、モニタリング、地形調査など対象や分野を問わずDJIのドローンは幅広く使用されているのだ。
このDJIとYuneecによる特許を巡る戦いは法的にどのような結末を迎えるのだろうか?引き続き追いかけていきたい。
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