シャオミをご存知だろうか?中国の大手スマートフォン会社だ。そのシャオミが独自の低価格ドローンを販売するようだ。シャオミは2月24日に開かれるイベントで新スマートフォン「Mi 5」を発表する予定だ。予想するに、長きにわたり噂になっていた「Mi ドローン」を発表するタイミングとしても完璧ではないだろうか。Mi ドローンの価格は699元(約105ドル)と非常にリーズナブルな価格設定だといわれている。
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中国はすでにドローン市場の世界のリーダーとなっており、深圳が本拠地のDJIは言わずと知れた最大のドローンメーカーだ。一方、シャオミは中国内ではスマートフォンにおいては一番手だが、さらなるビジネスの野望に燃えている。昨年もMiドローンが発表されると噂になっていたが、DJIのファントムとデザインやコンセプトが類似していたため発表を注意したとシャオミは発表している。シャオミはxiaotou(泥棒)という不名誉なニックネームを世間から受けており、競合他社の製品を真似して低価格で売るという戦略からそのような評価をされてきた。実際に彼らのブランディング、マーケティングはアップル社そのものである。
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昨年発表になったシャオミバージョンのGoProもそれに当てはまる。2014年、シャオミが公開した携帯でコントロールできる空気洗浄機が日本の企業が作ったものと瓜二つだったこともある。さらに昨年、あるテックサミットでアップルのデザイナーであるジョナサン・アイブ氏もiPhoneとシャオミの端末がずっと酷似していることに苦言を呈していた。
と、シャオミに対して、いくつか苦言を呈して来たが、勢いのある企業がドローンの世界に参入する事を我々DRONE編集部では、歓迎したい。今回のシャオミのドローンは一体どんなものになるのか。2月24日のイベントでは新しいウェアラブル端末「Mi バンド」も発表される予定で、Mi バンドを使ってMiドローンをコントロールできるらしい。シャオミのドローン市場進出が成功するか、Miドローンに注目したい。
中国知的財産庁に特許(中國發明專利[第CN105138126A 號])は申請されている