クラウドファンディングは、スタートアップの企業には大きな味方になる。資金調達をして順調にプロジェクトが進めばだが…。資金調達をしてもなおプロジェクトは頓挫し、揉める場合も少なくないという。ここにきて賞賛されながらも暗礁に乗り上げかけたプロジェクトがある。ケーススタディとして取り上げてみよう。
- Advertisement -
実は、つい先日もKickstarterで実に約6億5000万円も集めた手のひらサイズドローンZANOプロジェクトが頓挫してしまったことが判明した。クラウドファンディングが絶対ではないが、新しいドローンが産まれるには格好の場でもあることは言うまでもない。その次に頓挫するのでは?と噂されているのが、DreamQii社が進めるPlexidroneだ。すでにプロジェクトは成功し、2015年の春にドローンが届けられているはずなのだが…度重なる仕様変更に伴いプロジェクトはまだ終息を迎えていない。
そんな中クラウドファンディングプロジェクトIndiegogo のコメント欄に書Scott Wilkinsonがコメントを書き残した。これに対し、彼は次のようなオファーを受け取ったという。
- Advertisement -
「開発費用の問題から半額返済します」と、これはなんとも残念な提案である。詐欺ではないかと思い始める。詐欺であって欲しくはないが、Zanoが警告もなく閉店したように、約束通りお金が返ってくることを信じるのは絶望的だと考えている。
もし順調に進んでいるのであれば,$2,246,120もの資金を受け取ったDreamQiiはもう少しその支持者たちと話した方が良いだろう。DreamQiiは2015年の春に届けることを公約していたのだから…。Drone業界で2015年の春といったらもう3年くらい前のこととも言える。それぐらいドローンの進化はめまぐるしいのだ。
DreamQiiのことを少し擁護すると、12月開催のInternatinal Drone Expo(編集部でも取材予定)には、出展するようだ。そして今回提供予定される新バージョンはデザインや機能も刷新され、早期支持者には価値のあるものとなるだろう。
クリスマスも近いくなった今、なぜ遅延しているのか?理由をプロジェクト支持者達に届けるところから始めるのがいいと思うのだが…。