ドローンを使用すればダイナミックな映像を撮ることが可能なのは言うまでもない。そのため、映画撮影の現場においてドローンがユビキタススツールとして急速に普及しつつある。最近ではプロフェッショナルな現場でもこれらのドローンは使用されているが、いかんせんマニュアル操作のためスキルと器用さが要求される。そこで、自律的にプログラムを実行するクアッドローターカメラをスタンフォード大学が開発した。
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バーチャル空間でドローンが空撮する映像の軌道や方向を設定し、プレビューを行い、そのままの設定で現実世界で自動空撮が行えるという代物だ。SIGGRAPH ASIA 2015でも取り上げられ注目を集めており、また、3Dロボティックス社のクリス・アンダーソン氏も自身のホームページ「DIYドローン」でこのシステムを取り上げている。実際に映像を見てみるとバーチャルとリアルでのドローンの撮影の軌道がほとんど同じなのがわかる。
大きな特徴は以下の4点である
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1.キーフレームを使うことで視覚的に映像を捉えることができる
2.撮影する映像をバーチャル環境でプレビューできる
3.撮影のタイミングを正確にコントロールできる
4.バーチャル環境で作った撮影映像をワンクリックで現実の世界でその通りに撮影することができる
スタンフォード大学の発表によると、ビギナー・ベテランの映像撮影者と今後製品評価を行い、この製品を使って彼らが挑戦的な映像をデザインしていけるようにするとホームページで述べている。