IHIグループの株式会社IHIエアロスペースは、重いペイロードの運搬と長時間飛行の両立を実現させたエンジンと電気モーターによるハイブリッドドローン「i-Gryphon」試作機2号機を展示した。
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バッテリーの数十倍の質量エネルギー密度を持つガソリン・ロータリーエンジンを、大出力ダクテッドファン基用の駆動源として採用し、電気モーターと併用することで、従来の電動ドローンでは困難であった重量物積載および長時間飛行の両立を実現する。
最大積載量は47kg。搭載物36kg、燃料11kgの場合、約50分の飛行ができる。
ダクトテッドファンを採用。ローターがダクトに収まり、人やモノにローターが接触するリスクを低減し安全性を向上させる。
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さらに、自動運行・自動離着陸による操縦性や、防滴仕様(IPX4)の採用による運用性の向上も図っている。
主に送電整備の機材運搬や、林業で苗木を運ぶなど、「レベル3」の無人地帯での補助者なし目視外飛行のシーンで活用されており、ヘリコプターからの代替を目指している。