元来、航空機用に利用されているガスタービンは、燃料の燃焼などで生成された高温のガスでタービンを回して回転運動エネルギーを得る内燃機関で、災害時に電気を供給する発電機としても活用できる。
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両翼に2つのガスタービンを装着したこのHIEN Dr-Oneは、約1時間の飛行を可能にするため、災害用途だけでなく物流、さらには開発研究としても応用してほしいという。
リポバッテリーかガソリン補給かの選択肢で、大型機体での長距離飛行はいまだ実現できていない。世界で開発が進められている電動エアモビリティに共通する航続距離不足の問題を、日本が先行するハイブリッド・システムで解決する時代が近づいている。
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給電機能付ハイブリッド長距離大型UAV「HIEN Dr-One」
スペック
- 寸法:4000 x 2905 x 672 mm
- 最大離陸重量:90kg
- ペイロード:25kg
- 最大速度:150km/h以上
- 航続距離:150km以上
- 給電能力:20kWh
- デリバリー予定:2023年4月
HIEN Aero Technologiesは、2025年の大阪・関西万博を目標に機体をスケールアップし、エアタクシーサービスの提供も可能な2人乗りeVTOLを開発、さらに2030年には6人乗りeVTOLを市場化することを目指している。