測量、測位関連の機器やソリューションを販売するアイサンテクノロジーは、ドローンを使った大規模三次元点群高速編集ツールを出展した。
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同社ではMMS(モービルマッピングシステム)を中心にした高精度な三次元地図を作製するソリューションを提供しているが、空からデータを得るツールとして、岡谷鋼機の高密度3Dレーザースキャナーを搭載したドローン「Winser」と、可視光の写真撮影が可能なスカイマティクスの全天候型マルチコプター「X-S2(クロス・エスツー)」を販売している。
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「Winser」と「X-S2」はいずれもプロドローン製の「PD4-AW」「PD6-AW」をベースにしたもので、雨天でも飛行ができる全天候型となっている。今回はこれらから得られた情報を基に三次元点群が編集できる、同社オリジナルのソフト「Wing Earth」を組み合わせた「UAVパッケージ」を提案していた。このドローンとソフトの組み合わせによって、i-Constructionに対応したデータ作成ができる。
Wing Earthは国交省の「空中写真測量(無人航空機)を用いた出来形管理要綱(土工編)(案)」と「地上型レーザースキャナーを用いた出来形管理要領(土工編)(案)」に準拠したソフトで、点群編集、出来形計算、成果出力機能を備えている。大量点群の高速表示が可能で、地上にある人物、自動車、樹木を自動的に認識して、それらの点群のみをまとめて削除することができるのが特徴だ。ブース内では「グランドフィルタリング」と呼ばれるこの機能を中心に、ソフトのパフォーマンスを紹介していた。