トラストのブースでは講師も務める女性スタッフがスクールの特長を説明
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ドローンスクール
今回の出展の中で多かったもののひとつに、ドローンスクールがあります。ドローン操縦士養成スクール(有限会社トラスト)、日本ドローンアカデミー(株式会社日本サーキット)、ドローン大学校(一般社団法人ドローン大学校)といった、JUIDA認定スクールが多く出展する中、ひときわ大きなブースで目立っていたのが、昨年10月に設立されたJUAVAC(一般社団法人日本UAV利用促進協議会)。
日本ドローンアカデミーのブース
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コンクリート工学が専門の出村克宣氏(日本大学工学部長工学博士)を理事長とした団体で、測量と非破壊検査に主眼を置いたドローンエキスパートアカデミーを運営します。スクールは各地で運営される認定校にカリキュラムや教科書を提供する方式で、2016年10月に福島、2017年2月には東京で開校しているとのこと。今年中に47都道府県に各1校は開校したいということです。
ドローン大学校のブースは卒業生や関係者のたまり場に(笑)
橋梁などのコンクリート構造物の老朽化が進む中で(2032年には全国約40万橋の道路橋の67%、約1万本あるトンネルの50%が建設から50年を超えると見込まれています)、このような点検やその他の専門的な業務に特化したスクールも、今後は増えていくと思われます。
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会場のほぼ中央に大きなブースを構えていたJUAVAC
数年前の、夢のコンセプト展示がメインだった時代から少し落ち着いた感があったドローン関連展示会でしたが、それはコンセプト提示のフェイズから実用フェイズの時代に移行したことを意味しています。視察に来ていた県議会議員の方は、
夢のようなビジョンを提示する展示会もおもしろいが、このような実用的な提示が多い展示会は私たちのようなドローンを活用側にとっては非常に有意義。
とおっしゃっていました。その言葉が示す通り、今年は活用する側がカタチにしていく年なのかもしれない。そんなメッセージが込められた展示会でした。