株式会社ニュウジアは、裸眼ミックスリアリティAIシステム「n’Space」の活用領域を大幅に拡大し、従来の用途に加え、人が立ち入ることが困難な極限・閉鎖環境、災害や事故現場、社会インフラ領域、さらには環境保護や公共安全の分野に本格展開することを決定した。
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■本リリースの要点3つ
- 人が立ち入れない領域を“実物大(1:1スケール)”で遠隔から安全に把握可能
深海・洞窟・宇宙・地下など、従来は危険を伴う現場を無人機と360度カメラで再現。 - 出張・派遣不要で大幅なコスト削減を実現
特に定期点検や巡回監視など頻度の高い業務で効果を発揮。現地スタッフと対話も可能。 - 災害・インフラ・環境保護など社会課題の解決に直結
災害対応力の強化、インフラ安全性の向上、環境保護や公共安全に広く貢献。

背景と目的
深海探査や災害現場での救助活動、老朽化したインフラ設備の点検、自然環境の監視など、人間が直接立ち入るには困難や危険が伴う作業は年々増加している。しかし、こうした活動は多大なコストとリスクを抱え、頻繁な実施は難しい状況にあった。ニュウジアは、この社会的課題に正面から挑み、AIを通じて「人々の安全と未来の持続可能性を守る」ことを目指す。
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n’Spaceの特長と効果
1. 危険領域を仮想的に再現し、安全に遠隔作業を可能に
定点カメラや各種センサーと連携し、まるで現場にいるかのような臨場感ある映像・音声による双方向コミュニケーションを実現。人命を危険にさらすことなく、迅速かつ的確な判断を可能にする。
2. 社会的コストの削減
現場派遣に伴う高額な設備費用、人件費、安全対策費を大幅に削減。点検や監視を定期的に、かつ持続可能に実施できるようになる。
3. 安全・安心の確保
作業員が危険区域に立ち入る必要がなくなることで、二次災害や労災リスクを根本から排除する。
主要展開領域
極限・閉鎖環境
深海・水中:海底探査、深海生物調査、水中構造物点検、水中遺跡調査
洞窟・鍾乳洞:未踏領域探査、地質・生物調査、考古学調査
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宇宙空間:惑星・衛星探査、宇宙ステーション船外点検
地中・地下:インフラ管内点検、鉱山坑道調査
災害・事故現場
自然災害:火山監視、地震・土砂崩れ現場調査、水害状況確認、山岳遭難捜索、森林火災監視
特殊災害:原子力発電所内部調査、化学プラント事故現場把握

産業・インフラ
インフラ設備:送電線・鉄塔点検、橋梁・トンネル調査、風力発電設備点検
建設・建築:進捗管理、高層建築物外壁調査、3D測量
農林水産業:精密農業、害獣調査、森林管理、養殖場監視

環境保護・法執行
環境監視:野生動物調査、密猟・不法投棄監視、汚染調査
公共安全:交通監視、警備・監視、文化財保護

n’Space導入による安全性・コストインパクト
現地に人を送らず、実物大(1分の1スケール)で判断
n’Spaceは、360度カメラや各種センサー、無人機(ドローン・ロボット)と連携し、危険環境を実物大(1分の1スケール)で再現。関係者は遠隔地から、まるでその場に立っているかのような視点で状況把握・意思決定ができる。これにより、人体を現場へ持って行く必要そのものがなくなり、二次災害や労災のリスクを根本から低減する。

安全性の向上(人命優先の運用へ)
- 高温・高所・有害ガス・放射線・水中・狭隘部など、人が立ち入るほど危険な領域を無人化
- 保護具・安全教育・現場許認可・待機要員などの安全関連負担を大幅に軽減
- 記録映像・センサーログを監査可能な形で保存し、再評価・教育・再発防止に活用
コスト削減(頻度が高いほど逓増効果)
- 出張交通費・宿泊費・日当・危険手当・保険料・機材輸送費・現地立会い費用など、派遣に伴う直接コストを大幅削減
- 現地準備や立入調整、退避時間等の間接コスト(機会損失)も圧縮
- 定期点検・巡回監視・季節要因の多い業務など、実施頻度が高いほど累積削減効果が大きく、TCO(総保有コスト)で顕著な差が出る
- 拠点から複数現場を同時遠隔監視でき、移動ゼロで即日・繰り返しの確認が可能
意思決定のスピードと品質
- 実物大(1分の1)で“現場目線”を共有できるため、図面や2D画像では見落としがちな寸法感・距離感の誤解を低減
- 立入許可や移動の待ち時間がなく、初動を短縮。緊急時の判断・指示が早る
- 過去映像との**時系列比較(デジタルアーカイブ)**で劣化や変状を高精度にトラッキング
サステナビリティへの寄与
出張・輸送の削減はCO2排出の抑制にも直結。安全・コストに加えて、環境面のメリットも同時に獲得する。