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今年1月に発生した能登半島地震により、能登半島北岸は大きく隆起したが、これまでに実施された海域調査では沿岸浅海域の三次元地形調査は行われていなかった。
WSPと菅センター長らの共同研究グループは、能登半島地震後初めてとなる沿岸浅海域の三次元地形調査を開始し、マルチビーム音響測深機を用いた沿岸浅海底地形の詳細な三次元地形データ取得に成功。取得した三次元地形データより、能登半島地震で新たにできた可能性がある、高低差3~4メートルの段差を海底に断続的に確認した。
また、WSPが開発した新型磁界センサ「JIKAI」を用いた磁力データ実証実験も実施しており、今後さまざまな調査へ「JIKAI」の導入を予定しているという。
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今後は、取得したデータの詳細な解析を行い、能登半島地震を引き起こした海底活断層の可視化や地震による海底地形への影響の調査を進めるとしている。
また、港周辺における安全な航路を確保するために、三次元測量結果を基にした暫定的な海底地形情報を周辺地域へ提供する予定だ。