E455は同社最大の固定翼垂直離着陸ドローンで、総重量を約25kg以下に抑えながら、2時間で約2.3kg(5ポンド)のペイロードを運ぶ。許可された場合、E455は最大30kg(65ポンド)の離陸重量で飛行でき、7kg(15ポンド)の有用なペイロードを搭載できる。
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最大限のユーティリティを可能にするため、重心にオープン・アーキテクチャを採用した取り外し可能なペイロード・ベイを使用している。EVENT 38はE455を自社で設計・製造し、耐久性に優れた米国製カーボンファイバーフレームを採用している。ハードウェアとソフトウェアの両方で最大限のコントロールと柔軟性を維持している。E455はNDAA 848に準拠している。
より大きなペイロードオプション
E455は、最大7kg(15ポンド)の携行が可能だ。この搭載能力は、E455が以下のようなさまざまなペイロードを搭載して飛行できることを意味する。
- ライブ映像ストリーミング用高解像度EO/IRセンサー
- 特殊なハイパースペクトルカメラ
- LiDARセンサーおよびスキャナー
- 磁力計およびその他の特殊センサー
- 物資と貨物
E455をカスタマイズして、オートパイロットと統合された特殊なペイロードを搭載可能。また、GPS受信機を統合し、すべてのデータにセンチメートル単位の正確なGPSデータを付加することもできる。
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E455の歴史:水素燃料電池で駆動するように設計
E455(当初はE450)は、Event 38 Unmanned Systems、Ohio Federal Research Network(OFRN)、大学チームの研究パートナーシップの成果である。パートナーシップのメンバーは、VTOL固定翼ドローンに水素燃料電池を統合することを探求するために協力した。
水素を利用することにはいくつかの利点があるという。機密性の高い状況では、効果的な監視・偵察任務の成功はステルス・アプローチに依存する可能性がある。水素燃料電池を動力源とする無人航空機は非常に静かなので、発見されることなく空中の情報を収集することができる。さらに、水素燃料電池を動力源とするドローンは、バッテリーのみを動力源とするドローンよりも耐久性に優れている。
燃料電池の出力はバッテリーや他の電源に比べて比較的低い。燃料電池だけでは離着陸の動力源としては不十分だという。研究チームは、バッテリーと水素の両方の利点を生かすため、バッテリーと水素の電源を統合してバランスをとる電力分配モデルを開発した。その結果、主に水素燃料電池を動力源とし、離着陸シーケンスにバッテリーパックを使用する固定翼ドローンが完成した。
カスタム
E455は現在、バッテリー駆動が可能で、ガスエンジンまたは水素燃料電池を使用した長時間飛行の構成が可能だとしている。
E455はEvent 38によって設計され、オハイオ州リッチフィールドの本社で製造されている。設計と製造工程を完全に管理することで、カスタマイズを行うことができ、交換部品の入手可能性を何年も保証できるという。