JR東日本スタートアッププログラムは、ベンチャー企業から駅や鉄道、グループ事業の経営資源や情報資産を活用したビジネス・サービスの提案を募り、ブラッシュアップを経て実現していくプログラム。
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JR東日本スタートアップとFullDepthが取り組む「社会インフラ老朽化問題」
全国約10,800箇所の鉄道橋のうち建設後50年が経過するものが60%を超え、2033年には80%超えとなる。豪雨などの災害による河川に架かる鉄道橋の橋脚の傾斜や橋桁の流失等の災害被害が直近20年で47箇所発生しており、インフラの予防保全化が急務となっている。
今回採択された水中ドローンによる維持管理手法の実証実験では、従来の点検方法では水中部の見える化ができなかった問題解決にチャレンジする。従来の方法では、橋の上から人が重りを垂らして水深を測定する(重鎮法)が行われおり、水中の状況を正確に把握することができなかった。
新しい手法では、ボート型のドローンにマルチビーム音響計測器を搭載し、水深を分布計測します。これにより、洗掘リスクの高い箇所を特定することが可能となり、さらには従来は見えなかった橋脚の側面や洗掘状況を水中ドローンで重点的に点検することができる。
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この新しい手法により、点検の効率化とデータの充実化を図り、インフラ管理の予防保全化を実現することを目指すとしている。