アイサンテクノロジー株式会社は、自動運転サービスの実現を目指し、最先端の遠隔型自動運転システムを含む実証実験を全国に先駆けて積み重ねている。2023年度は、NTTコミュニケーションズ株式会社を幹事会社とする共同体で愛知県より委託事業を受けており、本実証実験はその一環となる。
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本実証では、AIを活用し、園内の歩行者に対して音声によるバスの接近の注意喚起を行う。さらに、複数のカメラ映像を5Gで伝送し遠隔管制も行うとしている。その他にも、車両と歩行者の動きに関するシミュレーションを行い、自動運転バスと歩行者の安心・安全な共存の在り方を検証していく。
本実証の概要
実施日程
2023年2月10日(金)~2月12日(日)、および2月14日(火)の計4日間
場所
愛・地球博記念公園の園内西ルートおよび園内管理道路ルート
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実施場所及び走行ルート
園内西ルートと園内管理道路ルートを運行 ※天候等の条件により、内容が変更になる場合あり
園内西ルート:園内バス西ルートの一部を走行し、歩行者と自動運転バスの安心・安全な共存の在り方を検証
園内管理道路ルート:樹木等によりGNSSの電波を検知しづらい環境において、LiDAR(ライダー)で測定した周囲の情報と3Dマップとを照合して位置推定をする方式による自動走行の検証
本実証の特長
- 園内初となる大型バスによる自動運転走行
- 歩車混在環境におけるAIを活用した注意喚起
- 5Gを活用した危険箇所リスクの検出
- 車両と歩行者の動きに関するシミュレーション(参考実証)
大型バス(現在運行中の園内バスと同型)による自動走行を初めて実施となる。本実証では、交通事業者が運行を担当して、自動運転バス車内外の安全や運行面での課題抽出を行う。
多数の歩行者による往来が見込まれる北1駐車場付近の走行ルート上にて、AI映像解析技術により周辺の歩行者の状況を分析し、自動運転バスの接近時に路側に設置したスピーカーから音声にて注意喚起を行うことにより、歩行者と自動運転バスの安心・安全な共存の在り方を検証する。
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走行ルート上や車両内外に設置した複数のカメラ(路側/車載カメラ)を5G等に接続して、運行状況を鮮明な映像により遠隔管制室にて監視する。車載カメラには遠隔監視の複数画像を統合し、車両周囲の死角が少ない映像を伝送して、遠隔管制者の負荷を軽減する。
車両の走行に対する歩行者の危険認知感覚をAIで再現し、歩行者にとって安心感のある自動運転車両の速度・経路等の走行方法をシミュレーションにより検証する。デジタル空間内で、車両の速度、車両が歩行者に向かってくる方向、車両までの距離等の数値を入力し、自動運転バスが走行している園内の状況を再現する。
なお、2023年2月11日(土・祝)および2月12日(日)は、一般向けの試乗を行う。事前に申込専用サイトから予約すると確実に乗車できる。