株式会社テラ・ラボは、研究拠点を置く福島県南相馬市を対象に、翼長16mの有人機モーターグライダーを使ったデータ検証を実施した。
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同検証では、無人航空機(4m固定翼機)よりも長時間のフライトができ、高高度から広域且つ安定したデータ(オルソ画像作成のための撮影データ、3次元化するために必要なLiDARによる点群データ)を取得。1回のフライトで、広域な被災現場周辺のデータ取得が期待できるほか、高精度の「共通状況図=COP」の作成・迅速な解析・提供につながるとしている。
今後、最先端の小型観測装置を搭載し、災害発生時のタイムラインに最適なデータ解析を模索していく方針。また、同検証での計測をもとに、以下の時間短縮の検証を進めていく。
- 飛行計画時間の短縮化(発災前から情報収集し、計画を立てる)
- 格納庫から滑走路までの準備時間を短縮化
- 高精度カメラとLiDARの特性を活かす一方、不要なデータを間引く等データ最適化を図る
- 重要な要素を切り出した解析を重点的に行い、災害対策本部のタイムラインに合わせた共有方法を見直す