1度のフライトで3つの配送を可能にした「Wingcopter 198」の発表が記憶に新しいが、カリフォルニア州の配送用ドローンメーカーSkycart(スカイカート)は、1度のフライトで4つの異なる場所に荷物を配達可能なドローン「Nimbus」を発表した。すでに自己バランス型マルチデリバリー技術で特許出願中だ。
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Nimbusは完全自律飛行で作動し飛行する。最大ペイロードは15kgで、時速128Kmで飛行し、航続距離は約160kmを誇る。
Nimbusは、ドローンが低排出ガスで高速に到達するための空気力学的な効率性を確保するために、反復的なプロセスを経て設計されている。また、モジュール式の設計により、破損しても各部品を交換することができるため、拡張性を最大限に高め、メンテナンスコストを最小限に抑えることが可能だ。
Nimbusは機体の前部にカナードを採用し、空気抵抗を最小限に抑えることで、ドローンの高速飛行を可能にし、失速の可能性も最小限に抑えている。
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飛行機のように翼は、ドローンを水平および垂直に安定させ、揚力を生み出す。当然N空中でホバリングすることも可能で、運用には幅広く対応できる。
また荷物を格納するポッドは、空気抵抗を減らし、すべての荷物を安全に収納できるように設計されている。ポッドには4つの荷物が入り、荷物の出し入れが容易なラックが内蔵されている。さらに、ライン、パラシュート、または地面に置いて配達することができるオプションもある。ラックの下部には小さなドアがあり、各パッケージを正確に落とすことが可能だ。
Nimbusには複数のカメラが内蔵されており、障害物を検知して周囲の安全を確保するために適切な操縦を行うAIシステムがサポートされている。