Wingcopterは、AUVSI(国際無人車システム協会)によるAUVSI XCELLENCE Humanitarian Awardのファイナリストに選出された。ドイツを拠点とする自律型無人機メーカーであるWingcopterは、応募者の中から、人道部門の6つのファイナリストの1つに選択された。
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特許取得済みのチルトローター機構により、Wingcopterは狭いスペースでも離着陸が可能で、同時に固定翼の無人航空機のように高速かつ効率的に飛行可能となっている。独自のウインチ機構により、着陸用のインフラを必要とせず、安全かつ正確に貨物を目的地まで届けることが可能だ。
世界中の人々の生活を向上させることを目的としたWingcopter社のeVTOLは、インフラが整備されておらず、従来の輸送手段では時間がかかりすぎる地域で、緊急に必要とされる医療品を長距離輸送するのに適している。
多くの例があり、南太平洋の島国バヌアツでのプロジェクトが挙げられている。19の遠隔地にある診療所に子どもたちのワクチンを届けることで、数時間から数日かかる時間を数分に短縮することができた。また、タンザニアとマラウイでも、ドローン配送が、特に緊急に必要とされる医薬品の配達で患者の待ち時間を大幅に短縮できることをWingcopterは証明した。
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当社のDNAに深く根ざした人道的な取り組みが評価されたことは、私たちが選んだ道を進み続ける励みになります。小包配達や食品配達の分野でも活動を拡大していきますが、私たちは常に最先端の技術を人々の生活を救うために活用していきます。
と共同創業者兼CEOであるトム・プリュマーはコメントした。今年はオンラインイベントとなったAUVSI XPONETIALで表彰式が行われるが、XCELLENCE Awardsの人道部門の最終候補にノミネートされたのは、Wingcopterにとって初めてではない。Wingcopterは先日、ドイツ経済協力開発省(BMZ)が主催するグローバルハッカソン「#SmartDevelopmentHack」で優勝し、低・中所得国における新型コロナウイルスの流行に伴う課題に取り組む革新的なデジタルソリューションにも入賞している。
今年初め、Wingcopterは日本で開催されたNTTデータのオープンイノベーションコンテストで「持続可能な開発目標スポットライト賞」を受賞している。