水中ドローンメーカーの株式会社FullDepthは、同社開発の遠隔無人探査機(Remotely Operated Vehicle、以下:ROV)「TripodFinder」を用いて、神奈川県・相模湾沖の深海1,000m付近に到達、深海生物の調査を実施した。同社は運搬に重機などを必要としない可搬型のバッテリー駆動ROVとしては世界初だとしている。
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TripodFinder(先端に取り付けているのはエサとなるサバ)
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船上からの運用風景
PCを使用したROV操作風景
船上の深度計測器において1,000mを指し示す海域にて水中ドローンを投下し、約30分かけて深海981mに着底。バッテリー駆動ながら1時間以上に渡り付近の生物調査を行い、タカアシガニやエゾイバラガニ、ウナギやクラゲの仲間とみられる生物など、15種類以上の深海生物を確認した。生物の詳しい情報などを交えた動画を同社Webサイト上にて順次公開予定。