これまで、Japan Droneのような展示会では必ずと言っていいほど独自のフライトケージを設け、その飛行パフォーマンスを披露していたDJI JAPAN。しかし、今回はフライトケージを設けないばかりか、最近発売開始となり話題となっているMavic Airをはじめとしたコンシューマ向けのモデルをほとんど訴求しないという、いつもとは趣の違う展示内容となっていた。
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展示は高耐久設計の産業用機「MATRICE200/210シリーズ」を中心に、DJI製品を扱う代理店が産業用途にカスタマイズした事例の数々を展示。MATRICE600に13000ルーメンのLEDライト6灯を搭載したアマナビのライティングドローンや、レーザースキャナーを搭載した測量用機、さらには焼津市防災航空隊「ブルーシーガルズ」のInspire2など、さまざまな産業で使われているDJIのドローンを披露していた。
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またスカイシーカーは製品としてDJIのドローンをカスタマイズしたモデル「QS4」と「QS8」を展示。これらはDJIの汎用産業機「Wind4」「Wind8」をベースに、機体下部に大型のコンテナを装備している。このコンテナは災害時の救助物資を搭載し、さらに現場に到着すると下面のハッチを開けて物資を投下できるという。
さらに、日本では初めて一般公開となったのが、周辺を飛行するドローンを監視できる「AEROSCOPE MOBILE」だ。トランク状のこの装置はDJIのドローンから送られてくるテレメトリーの電波を2本のアンテナで受信して、その機体シリアルや位置などをディスプレイに表示する。イベントなどで周囲を飛行するドローンに対して警戒する目的で使うもので、警察や警備事業者、公共団体などが主なユーザーとして想定されている。