DJIは、同社が主催するロボットコンテスト「ROBOMASTER 2018」への参加募集を開始した。
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毎年開催されるROBOMASTERは、ロボットの設計、開発を学ぶ学生エンジニアが世界中から参加し、チーム単位競い合うロボットコンテスト。サイエンスやエンジニアリングを学ぶ学生コミュニティ内で人気を博すとともに、観衆の目の前で繰り広げられる決勝ラウンドは、誰もが楽しめるエンターテインメントとなっている。ROBOMASTER 2017の決勝ラウンドは、81万4千人以上の視聴者がTwitch.tvで観戦した。
同コンテストに参加するチームは学生および担当教員から構成され、学生以外もアドバイザーとしてチームへの参加が可能。ROBOMASTERでは、参加チームを技術面および資金面で支援するという。プロポーザル・ステージを通過し、2次ステージへ進んだチームには最大1,500米ドルが支給されるほか、2018年の優勝チームには、最優秀賞としてトロフィーと75,000米ドルが授与されるという。詳細は同イベント案内ページ(英語のみ)より。DJIバイスプレジデントのPaul Xu氏は次のようにコメントしている。
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Xu氏:DJIの情熱は、革新的なドローン技術を開発することだけに注がれているわけではありません。DJIは若いエンジニアに、自分たちの才能を世界中に披露する機会を提供したいと考えています。ロボット・エンジニアリングが私たちの生活に与えることのできるインパクトと、その創造性溢れる技術を、世界中に披露して欲しいと思っています。ROBOMASTERは、中国のエンジニアのコミュニティだけでなく、多くの国でも人気が高まってきています。DJIは、2018年のROBOMASTERを本格的なグローバルコンテストにしたいと考えており、世界中から才能あふれるエンジニアチームを招き、お互いに学ぶ機会を提供し、スキルを試して頂きたいです。
2017年のコンテストでは、中国、アジア諸国、米国、英国、ドイツなど200の大学から7,000人以上の学生が参加した。98チームが2回戦の一次予選を通過し、32チームが中国の深センでの決勝ラウンドに進出した。ロボット研究家でPenn Engineeringの学部長であるVijay Kumar博士は次のようにコメントしている。
Kumar博士:聡明で才能豊かな学生たちが、ロボット工学の分野で独自のアイディアを開発し、ロボット工学や航空技術の発展のために最新技術を駆使するプロジェクトに没頭する姿を見ることができる素晴らしい機会でした。そして、ここにいる学生たちは、私たちの未来の象徴なのだと感じました。