txt:大前 創希 構成:編集部
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京商は2017年9月29日~10月1日、東京ビックサイトにて開催された第57回全日本模型ホビーショーで、ドローンに乗ったような体験が可能な「KYOSHO RC RIDE-ON SYSTEM 4D EXPERIENCE」を出展した。11月発表の新商品「2.4GHz FPVシステムKYOSHOオンボードモニター」を搭載したドローンやRCカーであれば、このシステムを介して運転が可能になる。
2.4GHz FPVシステムKYOSHOオンボードモニターはDRONE RACERに搭載する事も可能
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ドローンに搭載するこのカメラシステムは、名前の通り2.4GHz帯で伝送しているため、無線の免許などを取得しなくても操作が行える。無線カメラ部分は12gとコンパクトながら30fpsで解像度480×272(13万画素)の映像伝送が可能だという。DRONE RACERをすでに所有している場合は、フロント下部に付属のクッションテープを使って装着する。
モニター部分は4.3インチTFTで、DRONE RACERと同様3.7V-1000mAh LiPoバッテリーを用いる。プロポにマウントするためのアタッチメントも付属しているため、購入後すぐにFPVマシンとして楽しめる。東京ビックサイトの会場では、2.4GHz帯が若干混雑していたため伝送がコマ切れしている状況だったが、電波状況が良ければスムーズな操作感になるという。2.4GHz FPVシステムKYOSHOオンボードモニターは税別11,000円で、2017年11月より販売を予定している。
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筆者がKYOSHO RC RIDE-ON SYSTEMを体験。まさにドローンに乗る新感覚の体験だった
KYOSHO RC RIDE-ON SYSTEM 4D EXPERIENCEは、この2.4GHz FPVシステムKYOSHOオンボードモニターを搭載した、ドローンに乗るためのコックピット。3つのシリンダー型サーボで構成されるリアルな操縦感をフィードバックするシステムとなっている。44インチスクリーンは湾曲しており、没入感が強い。4点シートベルトをしてドローンをさせると、シリンダー型サーボが動きフワッと浮く感覚が正にドローンに乗っている感覚を演出する。
筆者が乗った感想としては、空中に浮くドローンを操縦するということは、前進すれば前に沈み込み、コースを曲がる時は若干外にGがかかりながらもフワッと曲がっていく、新鮮な感覚で極めて楽しい体験だった。またRCカーを本システムを通して操作してみた結果、ドローンとは一味違う激しい揺れ感を味わうことができ、ホビーが実写のような世界でバーチャルをリアルに体験するという摩訶不思議な時間となった。
1馬力のシリンダー型サーボが操作のフィードバックと揺れをダイレクトに伝えている
このシステムは購入が可能で、時期はまだ未定ながら販売予定価格は税別2,980,000円とのこと。また設置には別途費用および実費などもかかる。ドローンやRCカーに乗ることが少年時代の夢だった人々からすると、手に届く金額ではないだろうかと筆者は感じる。購入を検討する前にお台場ビーナスフォートにある「京商ビレッジ」にて、本システムをまずは試乗してみてはいかがだろうか?ドローン好き、RCカー好きの方であれば楽しい体験となること間違いなしだと筆者は断言する。
筆者が本システムに搭乗した様子を360°動画でお届けする
txt:大前 創希 構成:編集部