ロープ高所作業とドローン撮影の様子
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ドローン関連ビジネスを展開している株式会社東北ドローンは、風力発電施設の点検業務を行っている株式会社JOINTECHとともに、風力発電施設の初期点検をドローンで行い、不良個所の発見後、ロープ高所作業資格(特殊高所技術)を持つ技術者が打音検査や補修等を行うサービスを展開すると発表した。
風力発電設備の設置基数の増加に伴い、設備の故障や事故が頻発している昨今、現在は実際に人が近接目視点検を行っている。東北ドローンとJOINTECHは、ドローンの機動性を利活用し、落雷などでダメージを受けやすいブレードの初期点検をドローンで行った後、ロープ高所作業技術をもった技術者が近接点検(打音・触手点検等)を行うことにより、不良個所の早期発見・早期補修を実現していくという。新サービスの概要は以下の通り。
- ドローンによる初期点検
- ドローンによる初期点検後、撮影した写真(初期点検結果)は、これまで様々な風力発電施設でロープ高所作業(特殊高所技術)による点検実績を重ねた技術者が点検ノウハウを生かし、画像の解析を即時に行い、不良個所の策定を行う
- 不良個所の発見後少ない時間で近接点検へのシフトが可能
最大30%程度の総作業時間の短縮を目指す - ドローンによる初期点検・技術者による近接点検・補修をワンストップサービスで行うことが可能
- 今後も実証実験や実務を重ね、独自マニュアルを作成し、協力企業との協業が可能となり、ドローン分野での新しいビジネスの展開を目指す
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ドローンによる撮影写真
同サービスはドローンによる初期点検を行い、点検業務のスペシャリスト監修の元、写真を解析する。解析結果をクライアントが確認した後、早急に修理対応や内部構造への深刻なダメージの可能性がある場合はJOINTECHが対応し、補修や詳細点検業務を行う。
例:左/補修前、右/補修後
さらに、成果物の精度を向上させるため、風力発電設備等を所有している事業主へ協力の要請や、同サービスのマニュアルを策定し、ドローンを運用している事業者と協業を行えるよう、全国を対象に募集を行うという。