2017年3月6日、ニューヨークの人々は街の空を浮遊する巨大な5機のオレオ型ドローンに驚いた。ナショナル・オレオ・デーと、同ブランドの105周年記念日に合わせて行われたプロモーションで、オレオクッキーのコスチュームを纏ったドローンが、ニューヨークの摩天楼を背に空を飛んだ。
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ドローン・ダンクの企画では、ドローンが自由の女神と同じ高さ93m(305フィート)から、イースト川沿いのバージ船に用意された牛乳のコップにオレオクッキーをダンク(牛乳に浸す/ダンクシュート)した。
オレオの日を祝し、世界的な同ビスケットブランドはオレオコスチュームを纏った5機のドローンを飛ばし、ニューヨークイースト川で牛乳のコップにオレオクッキーを投げ入れた
同プロモーションはSNSを使ったキャンペーンとも連動。多くの消費者を巻き込むべく「自分で撮った“オレオ・ダンク”の写真をTwitterやInstagramに投稿すれば、ニューヨークやロサンゼルス旅行に応募できる」というもの。
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同ブランドにとって、このようなマーケティング戦略は目新しくはない。例えばオレオは2013年のスーパーボウルの際に、デジタルマーケティングキャンペーン「ダンク・イン・ダーク」でバズらせた。さらにロサンゼルスやニューヨークの街中に設けた特設スペースで、通行人が新フレーバーを試食したり作ったりできるOreo Wonder Vaults(オレオの不思議な金庫)というキャンペーンも行った。しかし、同社のマーケティング戦略でドローンを使われるのは今回が初だ。
ドローン・ダンクで機体操作を行ったのは、ニューヨークに拠点を置くAerobo社のパイロットチーム。オレオクッキーのコスチュームで仮装されたDIJ Inspireを操縦し、オレオを落とすミッションを成功。その様子を他2機のドローンで空撮した。