Facebookは、高高度で長距離飛行が可能な無人ソーラー飛行機Aquilaの本格的なテスト飛行に成功したことを発表した。以前Aquilaの完成を報道発表していたもの。
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Aquilaは太陽発電搭載の航空機であり、遠隔地に住む人々に対してレーザーを使って手頃な価格でインターネットの提供を行えるという。最終的にはAquilaは直径60マイルの地域に対して、高度60,000フィート以上の上空からその真下の空間に対してレーザー通信やミリ波システムを使ってインターネットにアクセスできる環境を作り出すことが可能だとしている。Aquilaは、1回の飛行で最大3か月飛び続けることが可能で、巡航速度を保つために消費する電力は5,000ワットである。
同社は、Aquilaの1/5のサイズで飛行を行っていたが、実際の飛行機でテスト飛行を成功させた。同テスト飛行では実際の運用モデルや飛行機の構造やデザインについて確認したという。より完成度を高めるため長期間でテストを実施していくとしている。今回の機能確認テストは低高度で行われ、90分以上Aquilaを飛行させた。これは当初予定していたより、3倍の飛行時間であったという。だが、最終目的である遠隔地の上空を飛行し最大3ヶ月の接続をもたらすためには、太陽発電による無人飛行の世界記録である2週間に達成するには、各国や各地域のオペレーター、政府、および他のパートナーと密接に協力し、このような飛行機が力を発揮する地域に設置することが必要である。