ドローンメーカーでお馴染みDJIが手がける、スマートフォン向けスタビライザーOMシリーズの最新モデル「DJI OM 5」が2021年9月8日に発表されました。
従来機OM 4からさらに小型・軽量化され、自撮り棒のように使える延長ロッドも内蔵。
セルフィー撮影をはじめ、手振れのない動画撮影、自動トラッキングなど、OM 5はさまざまな機能搭載していると好評です。
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OM 5は発売してしばらく経ったこともあり、さまざまなメディアでレビュー記事や動画が公開されていますが、
ガジェットマニアや動画撮影のプロ目線の紹介が多く、素人の私にとってイマイチ魅力が伝わらない…。
そこで、動画撮影も滅多にしないOMシリーズ初心者の私が、果たしてOM 5を上手く使いこなせるのか?
実際に使ってどんな魅力があるのか検証してみました。
早速、OM 5のパッケージを開封してみる
まさに自撮り棒を買ってきたかのようなパッケージは、縦約24cm。
従来iPhoneのパッケージを彷彿させるデザインになっています。
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箱を開くと、コンパクトに折りたたまれた本体がお目見え。
折りたたまれた本体をクネクネと回しながらスマホを装着していきます。
慣れるまでは、左のフタ部分にある組み立て方のイラストを参考にしないと、なかなか組み立てられませんでした。
本体の下段には、磁気スマートフォンクランプ、グリップ式三脚、電源ケーブル、リストストラップ、収納ポーチの付属品が入っています。
基本的には本体と、スマホをセットするためのクランプのみで使用が完結するので、とてもシンプル。
クランプをつけたままスマホだけを使用してもさほど違和感がなく、ポケットやバッグに本体を忍ばせて、撮りたい時にすぐにスマホを設置して録画することができます。
OM 5の機能と特長は?
使う前に、OM 5の基本的な機能やアップデートされた特長を把握しておきます。
優れた携帯性&折りたたみ設計
ハンドルは、人間工学に基づいて設計されているため、手のひらにぴったりとフィットするデザイン。
軽量で折りたためるので、ちょっとしたお散歩や旅行でも手軽に持ち出せるのは嬉しいポイントです。
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内蔵延長ロッド
DJIのジンバル製品として、初めて、延長ロッドを本体に内蔵。
215mmの延長ロッドは伸縮もスムーズで安定性もあり、友人とのセルフィーから、地面に近いアングルまで撮影の幅が広がります。
3軸手ブレ補正
手ブレ補正技術の鍵となる3つの強力なモーターを搭載。
撮影中に激しく動き回ったり、大きなサイズのスマホを使っても、スマホの向きをしっかり制御してくれます。
ActiveTrack 4.0
動く被写体を自動で追尾してくれるアクティブトラック機能がアップグレード。
認識機能の向上や高い応答性に加え、セルフィー撮影用に機能する自動フェイストラッキングも新たに追加されました。
ShotGuides
動画を撮る時に周辺環境を自動で認識して、便利な撮影ヒントや創造的なテンプレートを提案してくれる新しい機能ShotGuides(ショットガイド)も追加されました。
画面の左半分部に表示されるチュートリアルを見ながら撮影できるため、動画を撮ったことがない素人でもまるでプロが操るようなカメラワークが実現できます。
分身パノラマ
パノラマモードの「分身パノラマ」は、人や被写体を複数回撮影し、1つのショットに合成する撮影機能。
ただし、手持ちの撮影では角度がズレてしまうため、三脚を使ってカメラを固定した方が完成度が高い写真が出来上がりそうです。
3×3パノラマ
私がおすすめしたいパノラマモードは、自動で9枚の写真を撮りつなぎ合わせる「3×3パノラマ」機能。
スマホのカメラにも搭載している通常のパノラマ写真は、長細いサイズになってしまいSNSなどでシェアするのに不向きですが、これならバッチリ!
OM 5の数ある機能のなかで、最もハマった機能「StoryMode」
撮影前にどのようなカットを撮ればいいのかのサンプルが表示され、それに従って何シーンか撮影していくと、
動画が音楽やテロップともに自動合成されてショートフィルムを作ってくれるのが、動画撮影モードのひとつ「StoryMode機能」。
StoryModeは、OM3から搭載されているようですが、OM 5からジンバルが伸びるようになったことで、撮影のバリエーションが広がったようです。
私がStoryModeにハマった理由は、素人でも直感的に撮影できる簡易性と、カメラマンさながらのカメラワークを実践するジンバルの動きです。
撮影時、画面の左上部に表示される動画サンプルとともに、画面中央部にどうやって動かせば良いかを指示してくれる薄い矢印が表示されるので直感的に操作できます。
まるでそばに撮影の先生がいて、その都度撮影の仕方をレクチャーしてくれている感覚。
一連のショットでカメラを振る「パン」や、「クルッ」と回ってアングルを変えてくれる優秀なジンバル動きはカメラマンさながらで、思わずうっとりします。
素人でも"サマ"になる⁈OM 5で実際に撮った動画を紹介
愛犬とお出かけ編
お出かけした時に、愛犬と景色を適当に撮っていくだけで、ワンコの表情や景色が約20秒の短いシーンにギュッと詰まった素敵な動画日記が完成。
撮影した後に即時自動で編集してくれるので、自分で編集する面倒もなくInstagramなどSNSに投稿するのに最適です。
お店のPR編
また空間の雰囲気を多面的に伝えるのにも適しているので、カフェなど飲食店などお店のPR動画にも活用できそうです。
動画撮影技術がない素人でも、なんとなくオシャレな作品にしてくれます。
DJI OM 5は、いまの動画時代にピッタリなツール
他にも、仲良しの友達やカップルで撮り合ったり、子どもの成長日記などプライベートの思い出づくりに使ったり、そのほか車のインテリアや作品を撮ってポートフォリオ制作など、活用法はあなた次第。
手のひらサイズで携帯性抜群、誰でも簡単に撮影&即時に自動編集してくれて"サマ"になる動画が撮れるこのDJI OM 5は、
今やWEBサイトやSNSでショートムービーが欠かせない時代にピッタリなツールでしょう。