DRONE.jp
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
Reading: [小林啓倫のドローン最前線]Vol.43 米中対立がカリフォルニア州の山火事を悪化させる?
Share
DRONE.jp
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
検索
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
Follow US
© 2013-2022 DRONE. All Rights Reserved.
コラム小林啓倫

[小林啓倫のドローン最前線]Vol.43 米中対立がカリフォルニア州の山火事を悪化させる?

2020年9月24日
小林啓倫のドローン最前線

選挙イヤーで深まる米中対立

2020年は新型コロナウイルスのパンデミックという、歴史に残る出来事があった年になったが、世界にとってもうひとつ大きなイベントが控えている。それは米国の大統領選挙だ。もちろんそれは私たちにとって、外国の指導者を選ぶ選挙に過ぎないが、米国という超大国にどのようなトップが君臨するかは、日本人の生活やビジネスにも大きく影響してくる。

Contents
選挙イヤーで深まる米中対立内務省の決定が山火事被害を拡大した可能性

さらに大統領選を控えた時期になると、米国の政治は大きな動きを見せることが多い。当選を狙う候補者が、有権者にアピールするために大胆な行動に出るためだ。特に現職の大統領が再選を狙う場合、米国内の有権者に「ウケる」内向きの政策が取られる傾向がある。貿易摩擦が発生している国に対して、「国内の雇用を守る」などの名目で、一方的な制裁を発動するといった具合だ。

いま発生している米国と中国の対立も、根本的な原因はさまざまなところにあるものの、それが過熱している要因は米国が選挙イヤーであることが大きいと言われている。現職のトランプ大統領は熱狂的な支持者を抱えているものの、その反面で不人気の割合も高く、選挙に向けてアピールできる成果を欲している。そこで「パンデミックの原因をつくり、経済においても不正な競争をしている」(これはあくまで米国の主張であり、その正しさをめぐる論争には立ち入らないでおきたい)中国を叩くことで、手っ取り早く国民の支持を得ようというわけだ。

China has caused great damage to the United States and the rest of the World!

— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) July 6, 2020

7月6日、トランプ米大統領は「中国は米国と世界中の国々に大きなダメージを与えている!」とツイート

その一環として、トランプ大統領はさまざまな中国製製品の締め出しを図っている。ICT関連製品や衣類、さらには若者に人気のアプリまでと、その対象は幅広いが、その中にはドローンも含まれている。

すでに米軍が中国製ドローン(この場合は軍用の大型UAVではなく、小型UAV)を購入することを禁止する措置が取られており、今年8月には、その代替となる製品の認定が行われている。また3月には、軍だけでなく米連邦政府内の各組織が外国製ドローンを購入・使用することを禁止する大統領令が準備されていると報じられた。

そのような大統領令はまだ発令されていないが、すでに米内務省はDJI製ドローンの利用を取りやめ、中国製部品を使用しているドローンの購入計画も白紙に戻している。このような状況下で、「風が吹けば桶屋が儲かる」ではないが、米中対立が意外なところに影響を及ぼす可能性が懸念されている。それは山火事被害の拡大だ。

内務省の決定が山火事被害を拡大した可能性

近年、米国では大きな山火事が発生するようになっている。その背景には地球温暖化があると指摘されているが、原因はともあれ、その被害は拡大する一方だ。特に被害の大きいカリフォルニア州では、すでに現時点で、昨年の約20倍もの規模の山火事が発生していると報じられている。その合計は200万エーカー(約8100平方キロメートル)に達しており、これは実に、東京23区の面積(約628平方キロメートル)のおよそ13倍に相当する。

カリフォルニア史上最悪の山火事が発生していることを伝えるニュース

こうした山火事に対し、ドローンが山火事の監視や、被害状況の確認に利用されるケースが増えている。たとえばロサンゼルス消防局(LAFD)は、DJIと契約し、いち早く消防活動におけるドローン活用を模索してきた。2019年の時点ですでに11機のドローンが配備され、そのパイロットも自ら育成しており、今後もドローンの配備を大幅に拡大していく計画であることが報じられている。

しかし前述のような「政府内から中国製ドローンを排除する」という方針が強化されれば、州政府や、市区町村の自治体レベルでもその使用に支障が出かねないと懸念されている。米軍のように、その代替となる製品の導入がスムーズに進めばまだ良いだろう。しかし潤沢な資金を有している組織ばかりではなく、またDJIのように高度なテクノロジーを有しているドローンメーカーの数は限られている。そのために、中国製ドローンの排除が進めば、山火事の対応にも影響が出るのではないかというわけだ。

実は前述の米内務省自らが作成したメモが流出し、注目を集めている。それによると、内務省が予定されていたドローンの購入を取りやめたことで、ドローンを活用した野焼き(山火事の発生を制御したりする目的で、計画的に森林等を焼き払うこと)が計画の約4分の1しか実施できなかった(本連載のVol.3でも野焼きにおけるドローン活用について扱っている)。それと山火事被害の拡大が直接的に結び付けられているわけではないが、野焼きによって防火帯を設置できていれば、それだけ被害が食い止められていた可能性は高い。

米国、特にトランプ大統領は、中国製品の排除を他国にも強く求めている。いまのところ、ドローンはその対象に入っていないが、ICT製品ではすでに具体的な要求が行われており、それに従っている外国政府も多い。もちろん安全保障上の懸念を無視することはできないが、ドローン活用によって生まれる直接的な利益を軽視することのないよう、日本に住む私たちも注意しなければならないだろう。

DJI Matrice 4Tが広大な遊水地上空で活躍。DJI Dock 2も投入、ドローンによる「ヨシ焼き」残火確認 現場レポート
2025年3月21日
大林組とKDDIスマートドローン、ドローンポート「DJI Dock 2」を活用し能登半島で道路工事の作業効率化を推進
2024年11月20日
ドローン操縦スキル上達のために。DPA回転翼3級から国家資格がベスト![後編]
2024年9月30日
ドローン操縦スキル上達のために。DPA回転翼3級から国家資格がベスト![前編]
2024年9月30日
TAGGED: 小林啓倫のドローン最前線
dronenews_adm 2020年9月24日
Share this Article
Facebook Twitter Copy Link Print
Share
Previous Article 楽天、山岳エリアで高度差におけるドローン物資配送実証実験初成功
Next Article DAMODA、群衆飛行を3150機でギネス世界記録を更新
- Advertisement -

最新ニュース

大阪・関西万博パビリオンの太陽光パネル250枚を大型ドローンで空中回収、EUREKAが2日で撤去完了
ニュース 2026年2月3日
DJI、2月10日に新製品発表!ティザーサイトが登場
DJI、2月10日に新製品発表!ティザーサイトが登場
ニュース 2026年2月3日
日本ドローンショー協会、SNS投稿型「ドローンショーフォトコンテスト2026」を開始
ニュース 2026年2月2日
Tech Drone、ドローンビジネスオンラインスクール「ドロビジ」月額2,980円のライトプラン提供を開始
ニュース 2026年2月2日
[衛星データ×LLM]自然言語で地球を解析。「Helios Platform」β版を2月2日より提供開始 〜「専門家の壁」を壊し、誰でも数時間で高度な地理空間解析が可能に〜
[衛星データ×LLM]自然言語で地球を解析。「Helios Platform」β版を2月2日より提供開始 〜「専門家の壁」を壊し、誰でも数時間で高度な地理空間解析が可能に〜
ニュース 2026年2月2日
- Advertisement -

関連記事

小林啓倫のドローン最前線
コラム小林啓倫

群れの「警戒度」を見える化――野生生物ドローン調査を変えるAI[小林啓倫のドローン最前線] Vol.97

2026年1月6日
小林啓倫のドローン最前線
コラム小林啓倫

カナダ国防省による都市部でのドローン検知実験[小林啓倫のドローン最前線] Vol.96

2025年12月4日
小林啓倫のドローン最前線
コラム小林啓倫

複数機で荷物を運ぶドローンの性能が向上[小林啓倫のドローン最前線] Vol.95

2025年11月10日
小林啓倫のドローン最前線
コラム小林啓倫

AIでドローンの「安全に緊急着陸する能力」を向上させる[小林啓倫のドローン最前線] Vol.94

2025年10月28日
Previous Next

DRONE.jpとは

DRONE.jp(https://drone.jp/、以下本サイト)は、ドローンやマルチコプターについての本格的な解説やおすすめ、最新情報を発信する日本初のメディアとして、「Explore the Future」をタグラインに2015年スタートしました。

2022年、時代とテクノロジーの急速な進化を押さえ、ドローンを起点に、「空飛ぶクルマ」、「自動運転」、「AI」、「ロボティクス」、「電気自動車(EV)」、「宇宙関連」など、時代を変えていく国内外のテクノロジーについて、幅広くみなさまにお伝えします

メディアパートナー

ページ一覧

  • Home
  • DRONE
  • MOBILITY
  • SPACE
  • ROBOTICS
  • 特集
  • コラム
  • ニュース
  • ABOUT US
  • プライバシーポリシー

アーカイブ

姉妹サイト

PRONEWS(プロニュース)は、デジタル映像制作専門情報Webメディア

DRONE.jp
Follow US

© 2013-2023 DRONE. All Rights Reserved.

Welcome Back!

Sign in to your account

Lost your password?