警察の犯罪対策や消防の救助活動といったファーストレスポンダー用にドローンを開発販売してるBrinc。
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新しいバージョンの白い機体には、2台の双方向音声装置(スピーカーとマイク)が搭載されており現場との双方向コミュニケーションができる。またパラシュートも装備されている。
オプションとして救助浮き輪を落とせるものがあったり、またノーコンも搭載できる。ノーコンは、今アメリカで非常に深刻な問題になってるフェンタニルという麻薬の解毒剤だ。フェンタニルはそれを接種して死亡してしまう事故も頻繁に発生しており、また押収現場でこの粉塵を嗅いでしまった警察官が急性中毒を起こしてしまうという事故も頻繁に発生している。そんな現場のニーズを汲んだ仕様になっているところは、流石にアメリカのファーストレスポンダー専用に作られているなと感心してしまった。
Brincは元々Commercial UAVの開催地であるラスベガス発祥の企業だったが、今はシアトルに本社を移したということで理由を聞いてみると、シアトルの方がエンジニアを雇うコストやエンジニアに出せる福利厚生などの充実度を鑑みて本社機能をシアトルに移したということだった。
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価格体系は基本的にサブスクリプションモデルとなっていて年度が新しくなって機体がアップデートされると最新のものが利用できるような料金体系になっているとのこと。またカスタマーのニーズに合わせて様々なカスタマイズやペイロードの変更も可能となっており、自社の3Dプリンターでできるものも多いとのこと。