ウクライナの航空生産ホールディング企業 Skyetonは、ポーランドの防衛ソリューション供給企業Alliesと提携し、実戦で実績のあるRaybird無人航空システム(UAS)をポーランドに提供することを発表した。この協業は、最先端技術によって現代の最も過酷な作戦環境に対応し、欧州の防衛能力を強化するという両社の共通の使命を示している。
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本契約に基づき、AlliesはポーランドにおけるRaybird UASの公式販売代理店を務める。スカイエトンが約20年にわたり培ってきた無人航空分野での技術力と、Alliesが持つ防衛・情報・治安機関向けソリューション提供の豊富な経験を組み合わせることで、欧州のパートナーに信頼性が高く効果的なシステムを提供し、作戦準備態勢とレジリエンスの向上を目指す。
Skyeton International CEO パブロ・シェフチュク氏は次のようにコメントしている。
シェフチュク氏:今回のAlliesとの提携は単なる流通契約ではなく、技術的卓越性と地域の安全保障に対する共通のコミットメントを示すものです。Skyetonの20年近いUAS開発の経験と、Alliesの信頼できるネットワークと専門性を組み合わせることで、私たちのパートナーは“任務遂行可能かつ将来を見据えた”ソリューションを受け取ることができます。また、この提携はポーランドとウクライナの防衛産業が協力し、NATO東側防衛線を脅威から守るために連携していることを強調しています。
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Allies Commercial Director カタジナ・ニェブジドフスカ氏は次のようにコメントしている。
ニェブジドフスカ氏:今回の提携は、革新的なUAVソリューションのポートフォリオを強化し、最先端の能力を顧客に提供する上で重要な一歩です。私たちは共に技術的卓越性を推進し、最高水準の作戦要求に応える信頼性の高いミッション対応ソリューションを提供していきます。Skyetonとの協力によってもたらされる新たな機会を楽しみにしており、無人航空の未来を共に築いていきたいと考えています。
戦闘において累計35万時間以上の実績を持つRaybird UASは、ウクライナ軍に「ACS-3」の名称で採用され、市場で有効性の高いプラットフォームの一つとしての地位を確立している。
28時間以上の長時間飛行性能、長距離偵察能力、防衛から民間任務まで幅広く対応可能な多用途性を兼ね備えたRaybird UASは、深部偵察や国境監視から災害対応や人道支援まで、多様なアプリケーションを支えている。