37年の歴史で初の試み「大井川大花火大会」ドローンショー
大井川と静岡県島田市周辺の地域活性化および夏の観光イベントとして、1987年より続く「大井川大花火大会」。旧東海道を旅人が行き来した大井川のJR東海道本線鉄橋と県道鉄橋の間の河川敷で、左岸の島田会場と右岸の旧金谷町会場に分かれて、今年も約10,000発の花火が交互に打ち上げられた。
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37回目を迎えた今年は、レッドクリフとトラストクリエイティブコーポレーションが、大井川大花火大会史上初のドローンショーを実施し、同大会に新たな息吹をもたらした。
大井川の四季を300機のドローンが夜空に描く光の芸術
当日は、300機のドローンが大井川の豊かな自然や地域の伝統をモチーフにした四季の様子を描いた。LEDライトで鮮やかに光り輝くドローンは、花火やレーザー光線と調和しながら夜空に美しいアートを作り出した。
ショーは、大井川鐵道のSLが紅葉の中を走る秋のシーンから始まり、冬は雪の積もった富士山、春の訪れを告げる蝶がグラデーションで羽の色を変えて飛ぶ様子を描いた。暑さ厳しい夏には、かき氷が作られる過程を描くことで涼しさを演出し、大井川で過ごす四季の風情を描き出した。
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観客やSNS上では、多くのポジティブな声が動画や写真とともに寄せられ、大きな反響を呼んだという。
今回の成功を受け、レッドクリフは今後も日本の伝統的な祭りや花火大会、イベントでのドローンショー実施を検討しており、次世代のエンターテインメントとしてのドローンショーの可能性をさらに広げていく計画だとしている。