センシンロボティクス、Skydio Dockの耐久テストを実施

センシンロボティクスは、中部電力パワーグリッド株式会社（以下「中部電力パワーグリッド」）と共同で、変電所スマート保全の実現に向けて、ロボティクスとAIを活用した研究開発を推進している。

ロボティクス活用の検討に関しては、Skydio社製のドローンドックを採用し、様々な環境下での実証実験と耐久テストを行った。

また、中部電力パワーグリッドの業務ノウハウをもとに、変電所構内での再現性の高い飛行技術を確立。さらに、センシンロボティクスが保有する「SENSYN CORE」のアセットを活用し、AI解析の磨き込みも進めているという。

今後は、送電設備点検アプリケーション「POWER GRID Check」への実装を予定しており、送電業務及び変電業務をカバーするアプリケーションへと、アップデートしていくとしている。

本取り組みの中で、ソリューションパートナーとして業務提携を結ぶSkydio合同会社（以下、Skydio）と、変電所業務に必要な機体要件等のディスカッションを実施。今後も引き続き連携を行い、情報交換を続けていくという。

POWER GRID Checkの特徴

• ・鉄塔と送電線を一括で自動点検
  　鉄塔（支持物・がいし）と送電線（架空地線・電力線）の点検作業を1つのアプリケーションで完結できる。
• ・一般に流通しているドローンで運用可能
  　特殊なセンサーなどを用いず、一般的に市販されている汎用的な機体・カメラを用いるため、メーカーや機種に依存しない、柔軟な運用が可能。
• ・データ管理機能
  　取得データはクラウド上で一元管理が可能。物理的受け渡し工数の削減、報告書への転記が不要になるため、修繕計画を短縮できる。

今後も継続的に推進する研究開発にて、AIを活用した高度な技術の磨き込みを行い、送電設備点検業務以外の一般送配電事業社の業務に適応していき、「POWER GRID Check」を活用した運用定着に向けて、引き続き実装開発を進めていくとしている。

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