今回、連携の確認のため、三井E&S大分工場内のクレーンを対象に、以下の実証実験を実施した。
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実証実験の概要
実施目的
- ① ドローンスナップとのAirpeak S1接続性、飛行の検証
- ② 点検箇所を撮影した画像の品質に関する検証
使用機材・サービス
- ① ソニー/ドローンAirpeak S1
- ② ソニー/フルサイズミラーレス一眼カメラα ILCE-7RM5
- ③ ソフトバンク/高精度測位サービス(RTK測位)「ichimill(イチミル)」
検証内容及び成果
- ① Airpeak S1とドローンスナップとの接続性、飛行の検証
ドローンスナップで設定した撮影予定画像と、同画角で撮影が可能であることを確認 - ② 点検箇所を撮影した画像の品質に関する検証
目視点検に耐えうる画像を取得可能(0.3mmのクラックを確認可能)
各社役割
- ① 三井E&S:
飛行ルートの設定及び現地でのドローン操作・点検作業 - ② ゼンリンデータコム:
ドローンスナップとAirpeak S1の連携プログラム作成 - ③ ソニー:
ドローン及びカメラの提供、ドローンスナップとAirpeak S1の連携支援
ドローンにて自動撮影した画像は、三井E&Sの製品である、港湾クレーン向け次世代遠隔モニタリングシステム「CARMS」やインフラ設備全般向けのドローン撮影画像管理ツール「ドローンスナップクラウド」にて、点検結果とともにクラウドに蓄積することで、効率的な運用管理が可能になる。
また現在、三井E&Sは、撮影した画像を解析することにより、自動で発錆の有無や錆の定量評価(点検箇所に占める発錆量を数値化)が可能になる技術も開発を進めているとしている。