SKY ESTATEは、2022年4月に楽天のグループ会社となることを発表後、楽天の無人ソリューション事業部と連携し、スクール事業である「楽天ドローンアカデミー」やドローンを活用した各種調査などのサービスを提供してきた。
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今回の社名変更は、楽天グループの各サービスとの連携を密にし、ブランドシナジーを高め、より充実したサービスを提供することを目的に実施した。
また、楽天ドローンが運営する「楽天ドローンアカデミー」では、今回新たに「国家資格コース」を開設し、主に二等無人航空機操縦士の資格取得を目指す方を対象とした学科講習や実地講習を受講することが可能となった。
「国家資格コース」では、初めて操縦する方とドローンの操縦経験がある方向けの2つのコースを用意しており、受講生はコースを選択して申し込める。「二等無人航空機操縦士 初学者コース」は初めてドローン操縦をする方などを対象とし、技能知識をしっかり学ぶことができる。「二等無人航空機操縦士 経験者コース」は民間資格保有者などの経験者を対象とし、比較的短期間で修了が可能だという。
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なお、いずれかのコースを修了すると、別途、国土交通省の指定機関で行われる国家資格取得における試験内容のうち、実地試験の免除を受けられる。
これまで楽天グループでは、「調査・点検」「人材育成・支援」「配送」を中心にドローンに関連した様々な取り組みを行ってきた。「調査・点検」においては、楽天モバイル株式会社の携帯電話基地局における竣工検査や建築前に実施する現地調査、マンションやオフィスビル等の建物外壁調査、楽天損害保険株式会社と共同で建物屋根部の高所損害調査などを実施している。
また、「人材育成・支援」においては、スクール事業の運営に加え、ドローン飛行・仕事支援プラットフォーム「楽天ドローンゲートウェイ」にて、ドローンを活用したビジネスを行う企業や個人とドローンパイロットをつなぐ仕事支援機能の提供、ドローンパイロット向けの飛行支援機能として操縦時に必要なフライトマップや気象情報等の提供をしていくとしている。
「配送」においても、ドローン配送の実用化に向けた実証実験や、自動配送ロボット(UGV:Unmanned Ground Vehicle)の公道走行による配送サービスの提供など、様々な配送ソリューションの実現に向けた取り組みを実施してきた。
楽天ドローンは今後も、ドローンを活用したサービスの提供やドローンパイロットの育成を通じて、ドローン業界のさらなる発展に貢献していくとしている。