ドローンによる夜間捜索支援サービス「NIGHT HAWKS」に関する連携協定を締結

一般社団法人Japan Innovation Challengeと群馬県神流町は、2022年3月28日にドローンによる夜間の捜索支援サービス「NIGHT HAWKS」協定発表式・デモフライトを開催した。2021年8月11日の「ドローンによる夜間の捜索支援サービス」に関する連携協定締結を受けての開催となる。

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2022年3月28日に協定発表式・デモフライトを開催同サービスにおける支援内容 24時間対応の捜索支援の流れ捜索支援に必要な機材・ソフトウェア・手順を整備した「標準システム」2022年4月1日より今シーズンのサービス提供開始一般社団法人Japan Innovation Challenge概要

同サービスは、山岳遭難等が発生した際、一般的には二次災害の恐れから捜索が行われない日没後に、ドローンによる上空からの赤外線撮影によって遭難者を早期に発見し、一人でも多くの命を救うことを目的とする。NIGHT HAWKSの協定締結は関東甲信越エリアでは初。

神流町は、群馬県南西部に位置し、奥多野の深い山々と清流に囲まれた小さな町だ。恵まれた自然環境から、釣りやキャンプなどを目的とした客層が増加しており、新たにオートキャンプ場を建設する計画も立ち上がっている。「万が一の遭難や負傷への備えをしっかりとしておくことで、一人でも多くの観光客が安全に屋外レジャーを楽しめる環境を整えたい」という町側の意向により、同締結に至ったという。同サービスではドローンを活用し、夜間に上空から赤外線撮影を行うことで、遭難者の早期発見に貢献することを目指すとしている。

2022年3月28日に協定発表式・デモフライトを開催

同協定の締結を受けて、協定発表式及びデモフライトが開催された。当日は神流町役場にてサービスの概要を紹介した後、同町内のまちなか駐車場に移り実際のドローンを活用した遭難救助の様子をデモンストレーションが行われた。

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ドローンによる夜間捜索支援サービス「NIGHT HAWKS」に関する連携協定を締結（群馬県神流町） — デモフライトの様子

同サービスにおける支援内容

同サービスはドローンを使った山岳遭難における捜索支援を目的とし、下記の支援を実施する。

遭難発生時、現地遭難対策本部等からの支援要請を24時間365日対応で受付

遭難場所、遭難状況などから適切なドローンスペシャリストを現地に派遣

現地遭難対策本部等の指揮・命令の下で以下を実施
（1）撮影：ドローンの赤外線カメラを用いた撮影・データ解析・報告
（2）捜索支援：ドローンの照明を用いた捜索隊の誘導等

自治体、消防等に向けた報告書の作成・報告

捜索支援に必要なドローン、カメラ等の必要な機材・ソフトウェア・手順を標準システムとして整備

（サービス提供期間は4月1日～11月30日までを予定）

24時間対応の捜索支援の流れ

同サービスでは24時間対応可能な受付窓口を用意。自治体や遭難対策本部を通じてサービスの窓口へ支援要請が入ったら、事故の発生地域や環境に応じて適切なドローンスペシャリスト（地域担当）に出動を要請する。ドローンスペシャリストは標準システムを携えて現地に駆付け、遭難対策本部と協議のうえ、本部の指示に従い捜索支援を実行する。