GoProが、ドローンに関するノイズキャンセリングの新特許を取得した。すでにGoProといえば、アクションカメラの代名詞だが、ドローンに関してはかつてDJIを袂を分かち、4年前のKArMAに関しては惨敗し撤退した苦い過去がある。
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この特許について
ドローンの空撮は、今や映像作家にとって一般的な手法である事は言うまでもない。鳥瞰の映像でイベント会場の様子を記録や観客の上から視界を遮るものなく撮影するのに適している。しかし、ドローンでの動画撮影には、ドローンの音によってカメラの音声が制限されるというデメリットもある。
GoProが新しく取得した特許は、ドローンにノイズキャンセリングを提供するシステムの特許を取得している。
では、この特許で実現できることとは?
機体のコンポーネントからの動作状態入力パラメータを利用するオーディオ信号フィルタに結合されたマイクロフォンを実装する。これらのパラメータは、音声信号からノイズ(すなわち、振動ノイズおよび空気ノイズ)のベースラインとして機能する。
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音声信号フィルターは、機体コンポーネントの動作状態の分析と、マイクロフォンからのコンポーネントの距離を組み合わせて、ドローンの動作からノイズ情報をフィルタリングする事が可能だ。もちろんドローンだけではなく「空飛ぶ車」などの機体にも利用は考えられているだろう。そちらでの利用され確度も高い。
この特許の重要な側面の1つは、車両部品の動作状態を監視する方法が多岐にわたっていることだ。速度、加速度、熱情報、モーターの速度など、さまざまな方法がある。
このシステムでは、ノイズを発生させる部品をさらに特定し、音声信号フィルタで処理するノイズ情報をさらに決定する方法が記載されている。
ドローン空撮での問題点といえば、ドローン機体のノイズや飛翔音のために、撮影した音声が役に立たないことだ。今回の新特許は、この問題を解決するための革新的なアプローチとなるだろう。近いうちにGoProからこの特許利用した製品やソリューションが発表されるだろう。