中国・広州に本社を構えるXAIRCRAFTが、XAIRCRAFT JAPAN株式会社を設立。農薬散布に特化したUAV「P20 2017」を発表した。XAIRCRAFTは、主に商用向けのUAV開発と製造を行っており、今後日本国内では、農薬散布型UAV「P20 2017」を中心に、販売とサービスを提供していくという。
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同製品は、RTK(Real Time Kinematic)を搭載し、完全自動飛行・自動散布可能な、農薬散布型UAV。ペイロードは最大10kgで、オペレーターは複雑な操作や作業をする事なく、日本独特の複雑な地形の田畑に農薬散布が可能となる。遠隔地から散布作業の状況を把握するシステムも同時に提供を開始する。農業・農薬散布の作業に特化したスマートフォン向け学習アプリも随時配信予定だ。主な特長は以下の通り。
- 完全自動航行、完全自動散布
- RTK搭載で機体が非常に安定
- 遠隔地から作業状況を確認可能
- バッテリーと液剤のタンク交換が容易
- 学習アプリ提供
- 精密に噴射可能なノズル
XAIRCRAFTの設立者、彭 斌氏は、次のようにコメントしている。
彭氏:2012年から特に“農業部門”に焦点を当て、中国国内では非常に大きな市場展開と評判を得ました。私達が開発したUAVの技術が、世界に大きな価値を生み出し、中国の農業技術がより多くの国と地域に役に立てるよう願っています。日本は、世界展開への最初の第一歩です。私達が開発したUAVを日本の農業分野へ参入し、新たなビジネスや新たな雇用を生み、結果、日本の農業分野へ貢献出来るよう、心より願っております。