DJIと新時代のクリエイティビティ:Osmo Pocket 3の紹介
DJIは、プロフェッショナルの世界だけでなく、わたしのようなアマチュアクリエイターにも常に新しい技術を提供し、クリエイティビティの枠を拡大してくれます。その最新の事例がDJI Osmo Pocket 3です。
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このデバイスは、そのコンパクトさに反して、映像制作の可能性を大幅に拡張してくれます。センサーサイズの増加、改善されたタッチスクリーン機能、さらに発展したソフトウェア技術は、映像制作を手軽かつハイレベルなものに変えてくれます。今回のコラムでは、この技術が映像制作をどのように容易にし、それがドローン映像とどのように統合されるのかを検証してみます。
技術の進化:センサーからソフトウェアまで
2020年11月13日にDJI Pocket 2が発売された際、初代Osmo Pocketの不満点がどのように解決されたかについて考察しました。
[田路昌也の中国・香港ドローン便り]Vol.18 「DJI Pocket 2」は初代「Osmo Pocket」の不満点を解決できるのか
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3年の時を経て、さらに進化したOsmo Pocket 3が登場しました。特に注目すべきは、センサーサイズが1インチに拡大されたことです。これにより、画質の向上とともにより表現豊かな映像制作が可能になりました。また、Osmo Pocket 3の最大の進歩は、本体に内蔵されたタッチスクリーンです。1インチLCDから2インチOLEDへの進化は、操作性と視認性の大幅な向上を意味します。90°フリップ可能なこの画面は使い勝手を格段に高めます。
ソフトウェア面では、ActiveTrack 6.0や顔自動検出モード、ダイナミックフレーミングモードなどが進化し、メカニカルジンバルの可能性を最大限に引き出します。さらに、ドローン映像制作において重要なカラーモードのD-Log MやHLGの搭載は、Mavic 3 ProやAir 3、DJI Mini 4といったドローンの技術を継承しています。これにより、地上映像とドローン映像の色調を簡単に合わせることができ、一貫性のある映像制作が可能になります。
Osmo Pocket 3とドローンの調和
この技術的進歩の具体例として、最近購入した日産サクラを使った作例をご覧ください。
ドローンでは捉えきれないクルマの細部をOsmo Pocket 3で撮影し、DJI Mini 3 Proでの走行シーンと組み合わせることで、動きのある楽しい映像が制作できました。残念ながら、わたしはまだDJI Mini 4 Proを所有していないため、D-Cinelikeでの撮影となりましたが、最新のドローンを使用すれば、さらに色合いを細かく調整できることは確実です。
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映像制作がより手軽に
今回の映像はあいにくの曇天の中で撮影されましたが、それでもOsmo Pocket 3とドローン映像の融合による映像制作の可能性を感じていただけると思います。
このデバイスは、映像クリエイターにとって強力なツールであり、初心者であってもハイレベルの映像制作を実現します。(わたしは一日も早く DJI Mini 4 Pro を手に入れたいとの思いを強くしました。)
このコラムを通じて、Osmo Pocket 3がいかに使いやすく、ハイレベルな出力を提供するかを感じていただければ嬉しいです。また、新しい映像の表現方法を探求する皆さんにとって、この記事がインスピレーションとなれば嬉しいです。