新明和工業は、2種類の固定翼型ドローンのスケールモデルを展示した。
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飛行艇型ドローン「XU-M」
水上離着水が可能な飛行艇型ドローンは、同社を代表する飛行艇「US-2」と同様に、着水時の衝撃を吸収するためのキール構造を採用している。まさにUS-2のドローン版といえる。
飛行艇型ドローンは、西ノ島などの遠隔地で噴火や災害が発生した際に、迅速に状況を調査する用途を想定しており、船では時間がかかる場所でも、ドローンであれば素早く対応できるのが強みだ。
また特長の一つとして、水中ドローンを機内に格納して、着水後に自動で水中ドローンを投入できる。さらに海中の情報を収集した後に自動で回収する仕組みも組み込まれる。(水中ドローンの開発は、いであ株式会社が担当)
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今回展示されているのは、技術試験モデルだ。今後5年間で5分の1スケールモデルを検証し、その後フルスケールモデルに移行するかを判断する予定となっている。
現在の技術的な課題は、水中ドローンを回収する新しい技術にあり、海上で移動する中での投入と回収の設計・手法を検討しているという。
高高度滞空型ドローン「XU-SⅡ」
高高度滞空型ドローンは、HAPSと同じ役割を担い、高高度を滞空しながら通信基地として機能することを目的としている。展示されているのは5分の1スケールモデルである。
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研究開発期間は、2024年度から2028年度までの5年間で、2028年度には成層圏環境での実証を行う予定だ。