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持続可能な社会を実現するための技術や研究を進めるNEDO
持続可能な社会を実現するための技術や研究を進めるNEDOでは、ドローンや空飛ぶクルマといったエアモビリティの社会実装に際して生じる課題について、解決に向けて産官学連携で取り組んでいる。
現在は2022年度から2026年度までの5年間、福島県の福島ロボットテストフィールド(RTF)などを活用しながら、9つのテーマについて研究が進行中。そのうち今回の展示では「次世代空モビリティの電動推進システムの設計・製造承認に向けた環境試験技術の研究開発」や「ドローンの1対多運航を実現する適合性証明手法の開発及び機体・システムの要素技術開発」など6つのテーマがパネルで紹介された。
「環境試験技術の研究開発」では福島RTFに整備中の大型電動推進システム用環境試験設備を利用して、空飛ぶクルマなどに使用される大型モーターなどが、様々な気圧や気温に耐えられるか試験を行う予定があること、長野県飯田市にある同様の施設では着氷試験を行い、国際基準として提案を行っていることなどが紹介された。
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現状、操縦者ひとりがドローン1台を運航する1対1運航が一般的だが、今後物流などへの実装を考慮すると非効率だ。そこで操縦者ひとりが複数のドローンを運航する「1対多運航」の研究が進められている。「1対多運航」に関するパネル展示では、2024年5月15日に実施されたレベル3.5飛行による1対多運航の実証実験についてレポート。
担当者は、次のようにコメントする。
今回は複数台のドローンを人の目視でどこまで監視できるのかを検証した。1対20程度にならないと収益化は厳しいので、AIや音波なども活用しながら安全性を担保できる運航管理の方法を検討したい。