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エアロボウィング LiDAR搭載モデルは200haを30分でレーザー計測できるモデル。これまでは写真測量にのみ対応していたが、今回YelloScan製LiDAR「Mapper+OEM」を搭載し、広域航空測量の低コストソリューションとして提案している。
LiDARはこれまでカメラを搭載していた機体中央下部に搭載され、高度70m飛行で1㎡あたり130点以上の高分解点群データを取得できる。もちろん、エアロボウィングはVTOL型ドローンなので、限られたスペースから垂直離着陸することができ、飛行時は大きな翼から発生する揚力を使って効率的かつ高速で飛行できる。
もともと少ない国産のVTOL型ドローンにおいて、LiDARを搭載し測量できる機体はとても貴重な存在。有事の被災状況把握や砂防点検、流域調査や植生把握などいろいろな用途に活用が見込まれる。
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ほかにも、写真測量用ドローンの「エアロボPPK」には、新たに対応した新型小型プロポが一緒に展示されていた。
ユーザーからプロポ上でカメラ映像をリアルタイムに確認したいというニーズが多かったとのことで、今回リアルタイムのFPV映像確認及び飛行中にカメラジンバルを操作した撮影にも対応した。23年10月に発売予定。
ほかにも、光ファイバーケーブルで有線接続し、給電とともにほぼ遅延のない4K映像を取得できる「エアロボオンエア」も展示。
機体の展示だけでなく、中継システムが稼働した状態で置いてあったため、遅延の少ないリアルタイム4K映像を目の前で確認することができた。
光ファイバーケーブルは自動巻き取りされるユニットにより適度なテンションが常に掛かっており、ケーブルのたるみなどで墜落リスクを高めるようなことはない。
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国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)が推進する内閣府と文部科学省が定めた研究開発構想による経済安全保障重要技術育成プログラム(K Program)、令和4年度第1回の研究開発構想(プロジェクト型)「災害・緊急時等に活用可能な小型無人機を含めた運航安全管理技術」の「小型無人機技術」に採択されたエアロセンス。プロジェクトでは、エアロボウィングの約2倍の全幅サイズ(4500mm)とペイロード25kgを持つ大型VTOLの開発を目指すとともに、その次世代機の技術をエアロボウィングの開発にもフィードバックしていくという。国産VTOL型ドローンの発展がとても楽しみでならない。