txt:藤川理絵 構成:編集部
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「FIFISH E-GO」は、4年ぶりとなる新たな水中ドローン“プラットフォーム”として開発された。つまり従来のV6シリーズとは、一線を画する機種ということで、「FIFISH V6 Expert」と並べてみると、確かにやや大きめで形状も微妙に異なる。
まず、バッテリー交換式に大変身していた。中型の水中ドローン機「FIFISH W6」のように、機体の下面に2本、手軽に着脱可能なバッテリーが搭載されていた。通電状態のままバッテリーを取り外せる、ホットスワップの機能も搭載だという。
モーターの出力をアップし、バイオニックデザインを用いて機体を再設計。これにより水の抵抗をできるだけ低減した。
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スラスター部分の形状を見比べると、「FIFISH E-GO」のほうがやや細長く、滑らかでしゅっとした印象だ。
“尻尾”の部分も、より水の抵抗を和らげるよう、向きや形状がアップデートされている。
ボディ上面の“くぼみ”も、V6シリーズと比べると全く異なる。
滑らかすぎる動きは、SNSでも話題沸騰のようだ。展示ブースのスタッフからも、「操縦感覚が全然違う」と声が聞こえた。
さらに、オプションパーツの付け替えを簡易にするコネクタも搭載された。従来のV6シリーズでは、オプションパーツをネジで固定するため、取り付けや付け替えに時間を要していた。コネクタ状になったことで、わずか3秒でガチャンと装着できるようになるという。
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ただし、既存モデルに対応したオプションパーツとは、電圧や形状が異なるとのことで、流用は不可のようで、その点だけは残念だ。
とはいえ、LEDライトの照度アップ、カメラも魚眼レンズに変更して、水中における視野角も広がったということだ。
今後は、V6シリーズが拡張性や価格でバリエーション展開してきたように、よりパワフルで水の抵抗が低減された水中ドローン「E-GOシリーズ」の多機種展開が期待される。