産業用ドローン元年に備えるDJI
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異彩を放つデュアルジンバルを搭載したMATRICE 210
DJIは単独でフライトケージを設けるなど、今回の出展者の中で最も大きなスペースを割いて展示を実施。今回、日本で初お目見えとなったのが、先に発表した産業用ドローンMATRICE 200シリーズだ。2つのジンバルを搭載できるほか、機体上面にもジンバルを積めるマルチジンバルマウントや、IP43規格の防水防塵性能を備えるMATRICE 200シリーズは、インフラ点検や捜索救難活動での使用を想定したモデル。シリーズにはベーシックなMATRICE 200とマルチジンバルが搭載できるMATRICE 210があり、ブースにはデュアルジンバルを搭載した機体と、上方ジンバル+内蔵型RTKを備える機体を展示していた。
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MATRICE 210 RTKは上方ジンバルを搭載した状態で展示
また、先ごろ発売をアナウンスした農薬散布用のAGRAS MG-1も展示。今回のJapan Droneの来場者の間では農薬散布への関心が高く、昨年のこのイベントでは試作機であったAGRAS MG-1の展示もいよいよ量産機となり、農業関係者の関心も高い。
さらにこのAGRAS MG-1の高い耐候性や堅牢性を活かした参考出品モデルも展示。オクトコプターであるAGRAS MG-1のローターを4つにして小型化する一方で、10kgというペイロードや防滴といった性能はそのまま流用することで、災害時に支援物資を輸送するドローンとしてイメージしたもの。オリジナルの白いフェアリングが黒となっていることで、AGRAS MG-1とはかなり印象が違って見える機体だ。
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基調講演でDJI 呉社長が語った産業用ドローン元年そしてTEAM DJIの一例として。Precision Hawkとのコラボレーションも展示