FLIGHTS、ハンドヘルドレーザーFLIGHTS SCAN HANDY」の新オプション3種の提供を開始。延長ポールとフロントパック開発

同オプションは、既存の顧客から寄せられた現場の声を反映して開発されたものであり、計測現場における安全性と生産性の向上に貢献するという。

開発の背景

近年、建設業界をはじめとする多くの産業で、業務効率化や人手不足解消を目的とした三次元データ活用が急速に進んでいる。FLIGHTSが提供する「FLIGHTS SCAN HANDY」は、誰でも手軽に高精度な点群データを取得できる点が高く評価されている。

FLIGHTS 、ドローンレーザー測量等の補完測量用途に最適なハンドヘルド型LiDAR「FLIGHTS SCAN HANDY」を発売

その中で、既存の顧客より「目線より高い場所の計測を行いたい」「足場の悪い場所をより安全かつ効率的にスキャンしたい」「RTK-SLAMを利用する際の複雑な初期設定を簡略化したい」といった具体的な要望が多数あったという。

FLIGHTSはこれらの現場の声に真摯に耳を傾け、製品の使いやすさをさらに向上させるべく、この度の新オプション開発に至った。

新オプションの概要

アクセサリ（2種）

手持ちでのスキャンが困難な環境下での計測をサポートし、安全かつ高精度なデータ取得を実現する。

• HANDY 延長ポール用オプション：目線の高さ以上の箇所を安全に計測するためのポールである。これまで危険が伴ったストックヤードの上面などの計測を、地上から安全に行うことが可能になる。
• HANDY フロントパックキット：本体を胸部に固定し、両手を自由にするためのキットである。森林や急斜面での計測時など、足元が不安定な場所においても、両手を自由に使えることで安定したスキャンを可能とし、作業者の安全確保に貢献する。

HANDY VRSスタートオプション

高精度測位を実現するRTK-SLAM利用時に必要となるSIMカードを、通信設定済みの状態で機器にセットして納品するオプショナルサービスである。

ユーザー側でのSIMカード選定や複雑な通信設定手続きが不要となり、機器到着後すぐに高精度なRTK-SLAMを利用開始できる。これにより、専門知識がない方でもスムーズに高精度な計測を始めることができ、導入のハードルを大幅に下げる。

※同サービスの利用には、「LiDAR Care for HANDY」の契約等が別途必要

今後の展望

FLIGHTSは、今回の機能強化を足がかりに、今後も現場のニーズに寄り添った製品・サービスの開発を継続していくという。ハードウェアの提供にとどまらず、顧客がデータを真に活用できるためのソリューションを拡充することで、建設業界におけるDX推進と生産性向上に貢献していくとしている。

▶︎FLIGHTS