RAIDENは、インフラ設備点検用などの国産ドローンブランド「Rangle」の開発製造を手がけるDRONE SPORTS(代表取締役:小寺悠氏)が運営するドローンレースのプロチームで、DCLには初年度の2018年から8年連続で参戦している。2021年から2023年には"歴史的三連覇"を遂げるも、2024年には首位を明け渡していた。2025年は世界一奪還を掲げて世界各国で行われてきた予選争いを通過。今回、アブダビでリアル開催された「Falcon Cup」決勝リーグには、スペインのVicent Mayans選手(20歳)と日本の橋本勇希選手(17歳)がタッグを組んで挑んだ。
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Vicent Mayans選手は、若干14歳でスペイン王者に輝いた翌年にRAIDENに加入し、DCL21〜23ではチームを世界王者へと導いた実力派だ。2024年には、スペイン初のプロドローンリーグ「LPD2024」に自らスペインチームを組成して初代王者に君臨した経歴を持つ。橋本勇希選手は、世界選手権「2024 FAI World Drone Racing Championship」で個人・ジュニアの2部門で、悲願の世界一に輝いた新進気鋭のホープだ。DCL25、シーズンを通しての活躍を期待したい。

なお、今回のDCL25 Falcon cupは、AI ドローンレースA2RL との共同開催で、最終ラウンドではDCL優勝チーム(人間)とAIリーグの最速チーム(AI)が、1位25,000ドルの賞金を懸けてリアル対戦したという。大会の様子はDCL公式YouTubeにて4月26日に配信予定とのことだ。