飛行機の上級会員資格を獲得しながら日本全国を撮影するーーそんな一石二鳥の旅はいかがでしょうか?
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今回は、ANAのSFC(スーパーフライヤーズカード)修行を活用したドローン撮影計画についてお話しします。
SFC修行とドローン撮影の相性
SFC(スーパーフライヤーズカード)とは、ANAの上級会員資格です。一定のプレミアムポイントを獲得することで手に入るこのステータスは、空港ラウンジの利用や手荷物の優先取り扱いなど、さまざまな特典が得られます。
この資格を得るには「SFC修行」と呼ばれる戦略的なフライト計画が必要です。効率よくポイントを稼ぐには、海外発券を利用した長距離移動や、国内でも沖縄-仙台間などの長距離フライトを多用することがポイントです。
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私は「せっかく各地を訪れるなら、その土地の魅力をドローンで記録しよう」と考えました。
SFC修行とドローン撮影を組み合わせれば、旅の目的が増え、単なる移動時間が創造的な活動に変わります。
2025年の撮影計画:東北の風景を空から捉える
仙台・塩釡での撮影スポット(4月予定)

4月に訪れる仙台エリアでは、塩釡を中心に撮影を計画しています:
- 塩釡湾の景観:多聞山から塩釡湾を空撮する予定です。湾内に浮かぶ船と背景の島々が織りなす風景は、空からの視点でより魅力的に映るでしょう。
- 機内持ち込みを考えて使用機材はコンパクトなDJI Mini 4 Proを予定しています。
- 寿司屋激戦区としても知られる塩釡の街並み:空撮と合わせて、地元の名店を巡る「寿司屋さん巡り」も楽しみの一つです。鮮魚市場周辺の活気ある風景はドローンは無理ですが、スマートフォンやOsmo Pocket3で記録したいと思います。
撮影に際しては、港湾区域での飛行制限に注意し、必要に応じて許可申請を行う予定です。また、漁船の往来が多いため、安全管理を徹底して撮影に臨みます。
盛岡での撮影プラン
盛岡訪問では、以下のスポットでの撮影を考えています
- 岩手山の絶景:盛岡からも見える岩手山は、東北を代表する秀麗な山。適切な場所から空撮すれば、雄大な姿を記録できるでしょう。
- 四十四田ダムとその周辺:北上川に建設されたこのダムは、周囲の自然と人工構造物のコントラストが魅力的です。ダム湖の青さと周囲の緑、そして遠くに岩手山を望む構図を狙えないかと考えています。
盛岡は名物のじゃじゃ麺や冷麺などのご当地グルメも楽しみの一つ。グルメを堪能した後に撮影に出かけるプランです。ダム周辺での飛行には高度制限がある可能性もあるので、事前に詳細を調査する予定です。
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安全なフライトのための事前調査
これまでは地元の友人や、旅先ではその地に詳しいドローン仲間に情報提供してもらうことが多かったのですが、SFC修行で訪れる場所では、そうした人脈がない場合も多くなります。そこで重要になるのが、事前の入念な調査です。

これまでは、DJIの飛行可能地域を確認できるマップを参考にしながら飛行計画を立てていましたが、さらに詳細な情報が必要だと感じていました。そんなときに発見したのが「ドローンフライトナビ」というアプリです。
ドローンフライトナビの活用
最近発見した「ドローンフライトナビ」は非常に便利なアプリです。

単にフライト可能かどうかを調べるだけでなく、日の出・日没時間、飛行禁止区域などが確認できます。

例えば、仙台での撮影計画を立てる際、松島周辺の人口集中地区(DID)や飛行制限区域を、地図上ですぐに視覚的に把握できました。この情報は紙の地図や一般的なマップアプリでは得られないもので、無料でもかなりの情報を得ることができます。さらに月額300円でサブスクリプションすると送電線表示などの機能が追加されます。
実際に有料会員登録をし、Xでも開発者の方をフォローしたところフォローバックして頂けたのがなにげに嬉しかったです。ドローンパイロットの方だからこそ作れる有益なアプリだと感じています。
SFC修行の王道:沖縄・韓国ルートとドローン撮影
SFC修行で最も効率的とされているのが、韓国発→羽田経由→沖縄というルートです。このルートは、コストを抑えながらも距離を稼げるため、プレミアムポイントの効率が非常に良いとされています。
韓国での撮影可能性
韓国でのドローン規制についてはあまり詳しくありません。
ソウル市内や空港周辺、軍事施設の近くでは当然 飛行が厳しく制限されているようですが、郊外や観光地によっては、事前登録をすれば飛行可能なエリアもありそうです。
韓国訪問時には、釡山の海岸線や済州島の火山地形など、自然景観の撮影ができればと思っています。事前にウェブサイトで飛行可能区域を確認し可能ならチャレンジしてみたいです。
沖縄の魅力的な撮影スポット
沖縄本島から石垣島、宮古島まで、ドローン撮影の宝庫とも言える沖縄。特に狙っているのは以下のスポットです:
- 古宇利大橋:エメラルドグリーンの海に浮かぶ橋を真上から撮影すると、まるで絵画のような美しさです。
- 波照間島のサトウキビ畑と海岸線:日本最南端の有人島で撮影できれば、一生の思い出になると思います。
旅の楽しみ:現地の味覚と文化
SFC修行とはいえ、旅を楽しむことも大切です。各地のグルメも旅の醍醐味のひとつです。
- 仙台:牛タンと笹かまぼこを堪能
- 塩釡:新鮮な寿司を味わう
- 盛岡:じゃじゃ麺と冷麺を楽しむ
- 韓国:サムギョプサルやビビンバを満喫
- 沖縄:沖縄そばやゴーヤチャンプルーを味わう
ドローン撮影の合間には、現地の文化や歴史にも触れたいと思います。旅の記憶は映像だけでなく、味覚や体験も含めて残るものです。
まとめ:効率と創造性の両立を目指して
SFC修行とドローン撮影を組み合わせることで、単なる移動が創造的な旅に変わります。効率よくポイントを稼ぎながら、日本の美しい風景を空から記録するーーこれこそが私の2025年の目標です。
この連載では今後も、SFC修行で訪れる各地での撮影体験をお届けしていく予定です。次回は実際に仙台・塩釡エリアを訪れた際の空撮映像と、現地でのフライト体験についてご紹介できればと思います。