京都リサーチパークで実証実験フィールドの提供を開始。ビジネス拠点で未来を創る実証実験を募集

KRP地区が有する充実した施設と人の集積を活かし、実証実験の機会や場の提供に取り組むことで、京都からの新ビジネス・新産業の創出に貢献するとしている。

概要

KRP地区は、約59,000㎡の敷地に18棟の建物が立ち並ぶ一大ビジネス拠点で、510社6000人が集い、新事業・研究開発に向けたさまざまな挑戦が日々行われている。

オフィスやラボ、商業店舗や貸し会議室を備えるビル群、緑豊かな屋外共用スペースなど、多彩な環境を有するKRP地区を実証フィールドとして無償提供し、新しい技術やサービスの開発に向けた実証実験を大募集する。企業規模や業種に関わらず、仮説検証や社会実装の検証の機会として、KRP地区を最大限に活用してほしいとしている。

狙い

同社は、KRP地区が開設35周年を迎える今年、新技術・新サービスの開発に向けたさまざまな取り組みに対して、KRP地区全体をフィールドとして提供し、実証実験を積極的に受け入れることを決定した。

この取り組みにより、KRP地区において実証実験が活発に行われ、革新的な技術やアイデアがあふれ、それらを体感するために多くの方が集い、KRP地区の入居企業と実証実験を行う企業・団体など、さまざまな出会いや未来の可能性が創出されることを目指すという。

実証実験概要

ガス計測器等をKRP 10号館の屋上に設置し、温室効果ガスの排出量を直接観測することで、季節や一日の変化パターン、人間の活動との関連性の検証を行う。実験データをもとに、温室効果ガスの排出量を効果的に削減する手段を算出し、地球温暖化対策に関する提言へ繋げることを目的としている。

• 実施団体：京都大学農学研究科 森林科学専攻 森林水文学分野 坂部綾香助教
• スケジュール：2024年10月15日～2025年10月14日

実施団体は次のようにコメントしている。

過去の実施事例

実証フィールドの紹介

京都リサーチパーク地区内には、さまざまな環境下での実証実験を行うフィールドを用意している。以下の記載以外にもさまざまなフィールドがあり、実験内容に適したスペースを提供する。

※以下は一部。ただし、実証内容によっては、提供不可となる場合もある。

実証実験の募集内容

1. 募集概要
   • 独自技術を活用して社会課題解決や新たな価値の創造に挑戦する実証実験であること
   • 京都リサーチパーク地区内で実施可能であること
2. 募集領域以下の技術分野を重点領域として募集している
3. 応募資格
   京都に拠点があるもしくは、京都に拠点設置の予定がある企業・団体に限る。

▶︎京都リサーチパーク