実証に使用した、DJI物流機「FlyCart 30」のレベル3.5飛行(遠隔航行)は「日本初」だ。
- Advertisement -
実証実験の目的
過疎地域や陸上輸送が困難な災害現場におけるドローン物流サービスの早期の社会実装を目指すもので、レベル3.5飛行による資機材及び災害時救援物資輸送の実証を行い、ドローンを活用した新たな供給サービスの実装に向けたビジネスモデルを検証した。
飛行概要
飛行形態 | レベル3.5飛行 |
飛行ルート | 出雲市西園町から出雲市大社町までの約8,000mのルート |
使用ドローン | DJI FlyCart 30(最大積載量40kg) |
使用GCS | DJI DeliveryHub(遠隔航行) |
総飛行時間 | 19分 |
積載物 | 水、食料、日用品など11kg |
天気 | 曇り、風速(地上)東4m/s、気温19℃ |
当日、上空は時折東からの強い風が吹いていましたが、吊り荷はとても安定しており、機上搭載のカメラで飛行周辺を監視しながらレベル3.5飛行した。
実証に使用した、DJI FlyCart 30のレベル3.5飛行(遠隔航行)は「日本初」となり、同機体のポテンシャルを再認識させられたという。
- Advertisement -
今回の実証データを元に、新たな飛行ルートでのレベル3.5飛行実施、またVTOL機を使用した遠距離輸送も視野に、協力企業や自治体などと連携し、より効果的・効率的なドローン輸送の発展に貢献していくとしている。