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PDエアロスペースでは、大気中と宇宙空間を跨って飛行する為の技術として、「ジェット/ロケット切替エンジン」を提唱/後に特許化。2017 年、2022 年に、デトネーション(爆轟)技術をベースとした、”ジェット/ロケット切替”の初期実験に成功した。
今回、その技術を発展させ、通常のジェットエンジンに、回転デトネーションロケットエンジン(RDRE:RotatingDetonation Rocket Engine)を融合させた「ジェット/ロケット コンバインドサイクル(混成方式)エンジン」を開発、実証実験に成功、実用レベル推力(ジェット: 1.6kN、ロケット: 5kN)を達成した。
「ジェット/ロケット切替」は、大きく3方式が研究・実用化されており、本開発では、より実用化に近づける為に、「コンバインドサイクル(混成方式)」を選択。これまで培ったデトネーション技術にて、簡素でコンパクト、かつ中空円環型のロケットエンジンを新規に開発して、ジェットエンジンと融合(混成)させた。
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これにより、一般の航空機が飛行できない大気が薄い高高度(高度20km以上)でも飛行できるようになる他、極超音速(マッハ5以上)の超高速飛行が可能だ。また、「混成方式」である為、理論上は、どのジェットエンジンにも、ロケット機能を付加できることに意味するという。
今後、更に開発を進め、宇宙飛行機(スペースプレーン)のメインエンジンへ発展させ、宇宙旅行の実現のほか、高頻度往還宇宙飛行に繋げていく計画だとしている。