国土交通省が主導するPLATEAUは、多くの地方公共団体や民間企業、多様な研究者、エンジニア、クリエイターらが参加し、3D都市モデルの整備・活用・オープンデータ化のリーディングプロジェクト。
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都市のマネジメント、都市機能の集約、サステナブルなまちづくりなど、PLATEAUを基盤としたまちづくりのデジタル・トランスフォーメーションにより社会や地域の課題を解決を目指している。
既存のデータから3D都市モデルを生成することで、これからの時代に必要な都市の可能性を探る。そのデータをオープンデータとして公開することで、誰もが自由に都市のデータを引き出し、活用できるようにしている。
PLATEAUのデータはCityGMLという国際規格に基づいた形式で記述。従来のような「形」のみを3Dデータ化したモデルではなく、建物や道路といったオブジェクトが構造化され、用途や築年数、行政計画といった都市活動情報などの「意味」が付与された、デジタルツインの実装モデルとなっている。
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3D都市モデルの提供価値
- ビジュアライズ(視認性):都市空間を立体的に認識可能となり、説明力や説得力が向上
- シミュレーション(再現性):立体情報を持った都市空間をサイバー上に再現することで、幅広く、精密なシミュレーションが可能
- インタラクティブ(双方向性):フィジカル空間とサイバー空間が相互に情報を交換し作用し合うためのプラットフォームを提供
PLATEAUのデータをプレビューできる、ブラウザベースのWebアプリケーション「PLATEAU VIEW」も用意。デジタル空間上に再現された都市をあらゆる角度から観察できる。空間上に情報のレイヤーを自由に重ねることで、新たな視点に出合えるとしている。
活用例
実施場所 | ||
防災エリアマネジメントDX | 東京都港区 | 2022年4月~2023年1月 |
自動運転車両の自己位置推定におけるVPS(Visual Positioning System)活用Ver2 | 静岡県沼津市 | 2022年5月~2023年1月 |
ARを活用した災害リスク可視化ツール | 東京都板橋区 | 2023年1月 |
都市構造シミュレーション | 栃木県宇都宮市 | 2022年4月~2023年2月 |
3D都市モデルとBIMを活用したモビリティ自律運行システム | 川崎市扇町地区 / 大阪市夢洲地区周辺 | 2022年4月~12月 |