アクサダイレクトは、地域貢献プログラムの一環としてコンタクトセンターのある福井県福井市と北海道旭川市において、病院に入院中の6人の子どもたちとのリモート交流会を分身ロボット「OriHime」を通じて12月に開催した。
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分身ロボットを通して学校の授業や家族と団らんを体験
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、特に医療機関では面会や立ち入りが制限されるなど、入院中の子どもたちは家族との交流もままならない状況にあるという。当社は、このような困難な状況下で病気と闘う子どもたちを励まし、周りの方々との交流機会を作り闘病を支えたいという想いから、分身ロボットを使った「外の世界の体験」のプレゼントを企画し、今回が3回目の開催となる。
分身ロボットは内蔵カメラとマイク・スピーカーが備わっているため、子どもたちは病院にいながら、自分で操作して外の世界を見たり会話することができる。子どもたちには、まず3週間ロボットを貸与し、自分の分身として学校の授業に参加したり、家族と団らんしたりと、今まで制限されていたことを体験してもらった。
体験の最終日には、子どもたちの分身となったロボットを各拠点のコンタクトセンターオフィスに招待し、社員との交流会を楽しんだ。交流会では社員が作成したオリジナル絵本の読み聞かせを行ったあと、拠点近くのショッピングセンターへ社員と共に出向き、おもちゃ、カプセルトイなど、買い物を楽しんだ。分身ロボットから聞こえる声や、手や首を振るモーションを通じて子どもたちの様子が伝わり、まるですぐそこにいるかのようなコミュニケーションが叶ったという。
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プログラム実施後、分身ロボットを学校に連れて行った家族からは「先生、クラスのみんなは、お楽しみ会など色々と企画してくれて教室に息子がいるかのようにオリヒメに話しかけてくれたり、息子もそれに応えて手を挙げる操作をしたりとても楽しそうでした。オリヒメをきっかけにクラスのみんなが待ってくれるんだなあという気持ちが伝わり、息子も学校に通える日を楽しみにしています」との声が寄せられた。
同社は「すべての人々のより良い未来のために。私たちはみなさんの大切なものを守ります。」というアクサグループのパーパスのもと、今後も地域社会に根差し、人々に寄り添うCR(コーポレート・レスポンシビリティ=企業の社会的責任)活動に取り組んでいく構えだ。
分身ロボット「OriHime」とは?
オリィ研究所が開発している、育児や介護、身体障害などで通勤や出社が困難な方のテレワークや、病気で学校に通えない児童・学生の遠隔教育ツールとして全国で使われている分身ロボット。PCやタブレット、スマートフォンで手軽に操作でき、設置や持ち運びが簡単なところが特徴。