株式会社トルビズオンは、多久市、笹川工建株式会社、ソフトバンク株式会社の協力のもと、ソフトバンクの高精度測位サービス「ichimill」を用いたドローン空路(空の道)のリスクアセスメントに関する実証実験をした。
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ドローンを空路上に正確に飛ばすためには、XYZ軸の全てにおいて飛行の精度が求められる。設定した飛行ルートに大幅な誤差が生じないよう、準天頂衛星「みちびき」などのGNSS(Global Navigation Satellite System、全球測位衛星システム)から受信した信号を利用するRTK測位を活用し、高い精度での飛行が可能かどうかを実験した。
実証実験の概要
- 日時:2022年5月27日(金) 9時00分~12時00分
- 場所:多久市西多久町大字板谷付近
実験内容
ドローンにソフトバンクのGNSS受信機「LC01」(携帯電波の上空利用については、実用化試験局による免許申請済)を搭載し、1、2のルートにおいて上空での正確な位置情報を取得した。同時に、データとRTK測位「有り」「無し」の測位情報を比較することで、これらの精度を確認した。
- 使用した機材等
- 使用機体:マルチコプター型ドローン(DJI M300 RTK)
- 地上プロポ用ドングル及びSIMカード
- Ntripデモアカウント
- GNSS受信機(LC01)
実験結果
トルビズオンは、ネットワークRTKの精度が安心・安全な空路デザインにおいて、実用に値することを確認した。今後、全国を対象にドローン物流空路のリスクアセスメントサービスを開始するという。また、ソラシェアが管理する空路を安心して飛行できるため、ソラシェアとichimillのセット販売等を行なっていくとしている。
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役割分担
- トルビズオン:空路リスクアセスメント・調査プロジェクト管理
- 多久市:飛行ルートの許可
- 笹川工建:ドローンオペレーションの提供
- ソフトバンク:ichimillの提供